Open vol.26 優勝者 一休さん選手 デッキ解説&インタビュー
2016.11.0810月30日に開催された、JCG open vol.26。
本大会で見事勝利したのは一休さん選手でした。おめでとうございます!
一休さん選手が使用した2つのデッキは、「ミッドレンジロイヤル」と「ミッドレンジエルフ」でした。
デッキ1 ミッドレンジロイヤル
ダークネス・エボルヴ実装前は大会使用率1位を誇り、初心者から上級者まで愛用される人気のデッキです。持ち前の展開力を活かし、序盤から中盤にかけて相手を圧倒します。新カードでは《アドバンスブレーダー》が人気で、このカードは場に出た時に2枚兵士のフォロワーをドローすることができます。そのため、ロイヤルの弱点でもある手札切れを防止することができるようになりました。《海底都市王・乙姫》や《ロイヤルセイバー・オーレリア》といった単体で強力なレジェンドカードが多いのも特徴です。
デッキ2 ミッドレンジエルフ
ダークネス・エボルヴ実装により大幅な強化を受けたデッキです。《フェアリー》を場に多く展開してから《風神》や《エルフナイト・シンシア》による攻撃力アップで大ダメージを狙っていきます。《エルフの少女・リザ》を使うことで、エルフが苦手な《エンジェルバレッジ》などによる全体ダメージを無効にすることができるようになり、さらに隙のないデッキとなりました。
一休さん選手へのインタビュー
今大会で使用したデッキの選択理由を教えてください。
ミッドレンジ系のデッキは事故が少なく、安定した動きができます。そのため、大会向きのデッキだと考えて選択しました。
また、RAGE予選大会の結果の影響もあり、アグロ系のデッキが増えていると感じました。ミッドレンジ系のデッキは、低コストから高コストまでのカードがバランスよく入っているので、アグロ系のデッキのスピードに追い付くことができます。さらにカード単体の性能も高いため、アグロ系のデッキに有利に動けます。その点も2つのデッキ選択の後押しとなりました。
デッキ構築で工夫した点は何ですか?
ロイヤルのキーカードは《アドバンスブレーダー》でした。このカードのおかげで相手とのハンド差をつけることができ、ゲームの後半で優位に立つことができました。
ファンファーレ 兵士のカードをランダムに2枚自分のデッキから手札に加える
エルフのキーカードは《エルフナイト・シンシア》です。このカードは、進化しなくても発動する、他のフォロワーの攻撃力を上げる効果はもちろんのこと、進化時に発動する《フェアリー》2体を場に出す効果もとても強いので必須だと考えて3枚採用しました。
自分の他のフォロワーが攻撃するとき、そのフォロワーを+1/+0する
どちらのデッキも盤面をしっかり取っていくことが大切だと考えてプレイしていました。《エンジェルバレッジ》などの全体除去は怖いのですが、裏目を恐れずにプレイをしました。そのおかげで勝てた試合もあったと思います。
大会で印象に残った場面などはありますか?
準決勝の初戦のエルフミラー、最終的には負けてしまった試合ですが、お互いにリソースが切れてしまい長期戦になってしまいました。あそこまでもつれた試合は初めてでした。あとは、これも準決勝の試合ですが2戦目、次の相手ターンで負けてしまうという場面で見事《リノセウス》を使用して勝利に持ち込めたのは印象的でした。
今回の大会で反省点はありますか?
構築に関して、エルフのデッキに《翅の輝き》を1枚差してもよかったかなと思いました。準決勝1戦目のミラーではこのカードが欲しいと感じました。
プレイに関しては、正直なところ無我夢中だったのであまり覚えていないのですが、自分が有利に立っている場面で細かい部分でのミスがあったなと思いました。フォロワーを出す順番など細かい部分も間違えずにプレイできるように精進していきたいと思います。
今後の目標を教えてください。
今までは1人でしか大会に向けての調整をしてこなかったので、意見交換ができるような友人を作って、共に切磋琢磨しながらより大きな大会での優勝を目指したいです!
最後に
これだけのことを1人で調整してきたというのはとてもすごいことだと思います。
今回、配信もあったので優勝者の構築だけではなくプレイなども参考にできる部分があるのではないでしょうか。
一休さん選手、ありがとうございました!