Open 3rd Season vol.15 通常大会 優勝者 あるじ@GAMEBOX選手 デッキ解説&インタビュー

2019.07.31

8月26日に行われたJCG Open 3rd Season vol.16 通常大会A。
本大会で見事勝利したのはあるじ@GAMEBOX選手でした。おめでとうございます!あるじ@GAMEBOX選手が使用した2つのデッキは「ミッドレンジネクロマンサー」と「コントロールヴァンパイア」でした。

デッキ1 ミッドレンジネクロマンサー

 

序盤は積極的にフォロワーでダメージを稼ぎ、中盤以降はスペルを駆使して相手にダメージを叩き込みます。特に《ケルベロス》《ファントムハウル》の組み合わせは、早ければ6ターン目に10点を超えるダメージを与えることができます。《不死の大王》でフォロワーを広げてからの《魔将軍・ヘクター》は非常に強力です。また、このデッキには《デスタイラント》が採用されているので一気に相手の体力を削る戦法も可能となっています。

 

デッキ2 コントロールヴァンパイア

 

 《ベルフェゴール》などの自身の体力を削るカードを使い、復讐状態にすることで相手よりも有利に立って勝負を決めにいくデッキ。《昏き底より出でる者》の効果によるダメージもとても強力で、一気に相手の体力を削ることが可能です。《豪拳の用心棒》《緋色の剣士》などによって相手のフォロワー除去にも困りません。

 

プロフィール

カードゲーム歴

本格的にカードゲームを始めたのはLyceeからでした。Lyceeフェスタという大会の優勝やグランプリ準優勝、入賞が多数あります。また、東方銀符律というカードゲームで全国大会優勝経験があります。他のカードゲームはいくつか触ったことがあるというぐらいです。チームには属していませんが、GAME BOXという攻略サイトで攻略記事を執筆させて頂いている他、大学のサークルで知り合った仲間と調整をよく行っています。

 

あるじ@GAMEBOX選手へのインタビュー

今大会で使用したデッキの選択理由、キーカードなどを教えてください。 

環境が読みにくく、下手にメタデッキを持っていくと対戦相手のデッキ次第になってしまうと思ったため、順当に勝ちやすいミッドレンジネクロマンサーを使用しました。確実に発生するネクロマンサーミラーで立ち回りやすいことと、自信を持ってプレイしやすい構築にすることを重視しました。カードを引く役割として《スカルウィドウ》を採用することで、初手の手札交換でキープしても事故になりにくいことが特徴です。また、一部のコントロールデッキへの耐性向上や《魔将軍・ヘクター》が引けなかったゲームでの勝ち筋を増やすため、最近流行りの《デスタイラント》を採用しています。もう1つのデッキはヴァンパイアです。ヴァンパイアは超越ウィッチをはじめとした一部のデッキに致命的な不利が付いているものの、それ以外の多くのデッキに安定した勝率を取れる点に好感が持てたので採用しました。23日のJCGでは多かった超越ウィッチですが、アグロデッキも増えているので今回は減少するだろうという読みも採用を後押ししてくれました。構築はRAGEで活躍していたコントロールヴァンパイアのレシピに自分が回しやすいように改良を加えました。コントロールしきって勝つというよりは後半に打点を出してそのまま勝ち持っていけるところが扱いやすかったです。

 

大会で印象に残った場面を教えてください。

決勝戦の一コマです。相手が盤面を殴れないフォロワーしか引けていなかったので、《ボーンキマイラ》ではなく《スカルビースト》《破魂の少女》で動いて短期決戦を狙いました。裏目を引くと痛いのですが、そもそも後攻時点でいずれにせよ苦しいバトルになることが予想されたので、あまり強い動きをされないことを願いつつこの後も積極的にダメージのための進化を切って無事攻め切ることに成功しました。

 

大会での反省点を教えてください。

予選で思ったより超越ウィッチが多かったという読み違いもありましたが、構築面は割と良かったと思います。プレイング面は気付けていないプレイングミスもあったと思うので、より深く理解できるよう精進していきたいです。

 

大会に向けてどのような調整をしましたか?また、1日のプレイ時間はどのくらいでしょうか?

ネクロに関してはRAGE前にルームマッチで練習していた分の貯金が大きかったです。環境の変化にも対応が容易でした。コントロールヴァンパイアはRAGEで見てすぐ使おうと思って練習しておいたのがかなり役立ったと思います。プレイ時間は日によりますが平日だと平均2時間ぐらいです。休日は1日中プレイしているときもあれば、平日程度しかプレイしない日もあります。

 

今後の目標を教えてください。

RAGEで結果を残すこと、JCGでまた優勝することなど様々です。とりあえず実力をつけてそれらに臨みたいですね。ここをスタートラインとして頑張って行きます!

 

最後に

現在、プロチーム所属のあるじ選手。今後どのような形でプロとして活躍していくのか…注目です!

あるじ@GAMEBOX選手、ありがとうございました!

 ※大会開催当時のインタビューであり、現在はカード能力が変更されていることがあります。