Open 3rd Season vol.4 通常大会 優勝者 むー改選手 デッキ解説&インタビュー

2019.04.15

8月6日に行われたJCG Open 3rd Season vol.4 通常大会B。
本大会で見事勝利したのはむー改選手でした。おめでとうございます!むー改選手が使用した2つのデッキは「ニュートラルウィッチ」と「ミッドレンジネクロマンサー」でした。

デッキ1 ニュートラルウィッチ

 

ニュートラルカードに特化して組まれたデッキ。序盤からニュートラルのフォロワーを並べて《歌劇姫・フェリア》《不思議の探求者・アリス》での強化を狙います。特に《不思議の探求者・アリス》については手札のカードも強化できるため場にフォロワーが展開されていない場合でも活躍します。中盤では《ルナルの魔術師・プリス》によって盤面を制圧する動きが可能です。手札が切れてしまっても《オズの大魔女》をプレイすることで手札を増やして逆転することができます。

 

デッキ2 ミッドレンジネクロマンサー

 

序盤は積極的にフォロワーでダメージを稼ぎ、中盤以降はスペルを駆使して相手にダメージを叩き込みます。特に《ケルベロス》《ファントムハウル》の組み合わせは、早ければ6ターン目に10点を超えるダメージを与えることができ、このデッキの代表的な勝ち手段となっています。また、《不死の大王》で展開したあとに《魔将軍・ヘクター》を出すことで相手を圧倒することができます。

 

プロフィール

カードゲーム歴

カードゲームは中学生の頃からプレイしています。前回のRAGEには選手として参加しました。個人主催の大会のいくつかで優勝や準優勝しています。

 

むー改選手へのインタビュー

今大会で使用したデッキの選択理由、キーカードなどを教えてください。

ウイッチに関しては最近流行っているヴァンパイアを見て選択しました。構築は序盤は盤面を取ることを意識して《ワイズマーマン》《天弓の天使・リリエル》《御言葉の天使》を採用しています。中盤は《不思議の探究者・アリス》《歌劇姫・フェリア》フォロワーを強化し、一気に相手の体力を削りにいきます。《オズの大魔女》《ルナルの魔術師・プリス》《変異の雷撃》などはフィニッシャーとして使うことを意識しています。《古き魔術師・レビィ》は本当は入れたいカードなのですが今回のデッキのコンセプトと合わず不採用となりました。ウイッチカードとニュートラルカードの割合は工夫しました。キーカードは《ルナルの魔術師・プリス》です。ニュートラルカードが手札にない場合でも疾走として使えるため非常に優秀でした。除去カードとして使える点も評価しています。初手の手札交換では5コスト以上のカードは基本的に全て返します。ネクロマンサーに関しては、ニュートラルウイッチを使用してランクマッチにおける戦績を取ったところ、ランプドラゴンやミッドネクロマンサーへの勝率があまり高くなかったためそれらのデッキに対抗するために採用しました。構築での工夫した点は対ネクロマンサーミラーなどで強い《冥河の導き手》やドラゴンに対して強い《闇の従者》《骨の貴公子》などを採用している点です。最近よく採用されている《ウルズ》《死の祝福》は特定の条件下で強さが発揮されるカードだと思ったので事故率を下げるために不採用にしました。キーカードは《冥河の導き手》です。このデッキはドラゴン、ネクロマンサーを見ていて前回の神々の嵐乱環境のデッキと似ているため、扱いやすいと思います。初手の手札交換は後攻ならば《御言葉の天使》があれば残して1、2コストのフォロワーを全力で狙います。相手がドラゴンならばラストワード持ちのフォロワーを狙っていきます。

 

大会で印象に残った場面を教えてください。

ニュートラルウイッチの《オズの大魔女》は基本的にカードを引くことが目的なのでこのような場面で出してもデッキ自体にスペルカードが4枚なのでスペルカード消滅の確率が低く、気軽に出すことができました。

この場面では、相手の体力があまり削れていないため少しでも削るために《ヘクトル》を使うため、PPが余っても1コストのフォロワーは出さないようにしていました。

 

大会での反省点を教えてください。

ネクロマンサーミラーの時に《消えぬ怨恨》《ネクロアサシン》が入ってないため相手の強い動きを返すのが困難だと感じました。プレイに関しては初手の手札交換にまだ不安定な要素があると思いました。

 

大会に向けてどのような調整をしましたか?また、1日のプレイ時間はどのくらいでしょうか?

ひたすらランクマッチをプレイして自分の使っているデッキがどのデッキに有利・不利なのかを知るために戦績を取っていました。1日のプレイ時間は4、5時間程度です。

 

今後の目標を教えてください。

RAGEで結果を出せるように頑張ります!

 

最後に

日頃の練習方法の工夫の仕方は選手ごとに色々ありますね。戦績を取る理論派!むー改選手の今後の活躍にも注目です!

むー改選手、ありがとうございました!

※大会開催当時のインタビューであり、現在はカード能力が変更されていることがあります。