Open 2nd Season vol.65 2Pick大会 優勝者 S.Yuji選手 インタビュー

2019.04.15

7月23日に行われたJCG Open 2nd Season vol.65 2Pick大会。
本大会で見事勝利したのはS.Yuji選手でした。おめでとうございます!

プロフィール

カードゲーム歴

中学生、高校生の間はブランクがありますが、小学生の時は、遊戯王やデュエルマスターズ、ポケモンなどをプレイしていました。大学生からまた復帰して、現在はデュエルマスターズをメインでプレイしています。

 

S.Yuji選手へのインタビュー

2Pickの試合においてのクラスの選択基準を教えてください。

今回はネクロマンサー3回、ヴァンパイア4回、エルフ1回選択しました。優先順位は、ヴァンパイア、ネクロマンサーがあれば最優先に選択肢、次点でロイヤル、ウィッチでした。エルフ、ビショップ、ドラゴンは極力選びません。2Pickにおいて、クラスを選択する際に私が考慮するのは、ブロンズとシルバーのカードの強さです。現環境ではヴァンパイア、ネクロマンサーがその条件を満たすクラスです。ヴァンパイアは、新規カードの《豪拳の用心棒》《緋色の剣士》など進化権を必要とない除去カードがピックしやすくフォロワーのステータス自体も他のクラスよりも秀でていると思います。ネクロマンサーは、何よりも《ゾンビパーティ》《ネクロアサシン》のような除去効果を持つカードが盤面に影響を与えます。また、ネクロマンスやラストワードにより、場にフォロワーを残す能力が高いため、持続力があります。《魔将軍・ヘクター》なども忘れてはいけない強いカードです。次にロイヤル、ウィッチについてです。ロイヤルは前の環境では、とにかく《ルミナスメイジ》の存在が大きく、優先していましたが、カード追加により、ピックする可能性が減ってしまいました。また、新弾のカードにはニュートラルとの組み合わせにより能力を発揮するカードが多く登場したため、2Pickで活躍させにくいカード増えてしまい、難しいクラスとなりました。ウィッチを選択する時は、とにかく土の秘術に寄せることを意識しています。スペルカードは、土を応援するための補助役を担ってもらいます。残りの3クラスは、使い慣れていないという事もありますが、先述している4クラスよりもカード単体のカードの力が低いので、勝ちにくいです。

 

印象に残った場面を教えてください。

相手最終8ターン目、《血の取引》《インプランサー》をプレイした時点で、私の勝利が確定しました。初手から持っていた《鋭利な一裂き》がとどめになるとは予想していませんでした。

総じて見てみると、私が常に上手を取り続けての完全勝利を収めたと自負しています。しかし、あと1ターンでももつれたり、私が後攻だったならば負けていたかもしれません。相手の《血の取引》のプレイ回数が1度でも少なければ、ダメージはその場では届かないので、相手のプレイにも助けられました。2Pickは進化権と手札枚数の都合上、後攻が有利ですが、この試合のように先攻で逃げ切り勝利することもできます。

 

反省点がありましたら教えてください。

大会での反省点は、決勝戦にてデッキレシピのスクリーンショットを撮り忘れていたことです。ピック面では予選グループ決勝戦にて、デッキ内の2コストフォロワーが《デーモンイーター》2枚のみとなってしまったことです。序盤から欲を出して中コスト帯の優良カードを選びすぎたためでしたが、上手く相手に手札の弱さを悟られないようにプレイして序盤を乗り切ることができました。(笑)2Pickでは、2/2/2フォロワーを最低6枚組み込むことが最初の手札に1枚呼び込むのに必要なので、普段はとにかく2コスト帯の確保を最優先課題としています。

 

大会に向けての調整は何をしていましたか?また1日のプレイ時間はどのくらいですか?

普段から積極的に2Pickに勤しんでいるわけではないので、大会に向けての調整はあまりしていません。大会には参加できるときに参加しています。良い言い方をすれば、「アドリブ上手」ですが、悪い言い方をすれば「にわか作り」です。大会を通じて、ミスや成功の経験値を貯めて次の大会に臨んでいるため、とりわけ研究をおこなっているわけでもありません。1日のプレイ時間は2~3時間で、ミッションをこなしながら、ランクマッチをプレイしています。

 

今後の目標と最後に一言お願いします。

目標は、3ヶ月間に1度のペースで上位入賞することです。基本的に初戦敗退が多いので、たまにこういうふうに運を集約して、実力も添えて上位入賞できると幸いです。一言は「運のせいにするのは、最後。その前に適切なリソースの温存と先を見据えたプレイングを徹底する事」です。結果論から、当時のプレイングが正しかったのかどうかをリプレイを見ながら考えると成長できるかな、と思います。

 

最後に

この記事に掲載したもの以外にもたくさんの画像とともに印象に残った場面を語っていただきました。全ては掲載できなかったのは残念ですが、Shadowverseをとても楽しんでいることが伝わってきます。今後の活躍にも期待です!

 

S.Yuji選手、ありがとうございました!

※大会開催当時のインタビューであり、現在はカード能力が変更されていることがあります。