Open 2nd Season vol.61 通常大会 優勝者 あるす選手 デッキ解説&インタビュー

2019.04.15

7月17日に行われたJCG Open 2nd Season vol.61 通常大会A。
本大会で見事勝利したのはあるす選手でした。おめでとうございます!あるす選手が使用した2つのデッキは「ニュートラルヴァンパイア」と「ミッドレンジネクロマンサー」でした。

デッキ1 ニュートラルヴァンパイア

ニュートラルカードに特化して組まれたデッキ。序盤からニュートラルのフォロワーを並べて《歌劇姫・フェリア》《不思議の探求者・アリス》での強化を狙います。特に《不思議の探求者・アリス》については手札のカードも強化できるため場にフォロワーが展開されていない場合でも活躍します。中盤では《豪拳の用心棒》によって盤面を制圧する動きが可能です。終盤は、《昏き底より出でる者》の効果ダメージによって相手の体力を一気に削り、勝負を決めに行きます。

 

デッキ2 ミッドレンジネクロマンサー

序盤は積極的にフォロワーでダメージを稼ぎ、中盤以降はスペルを駆使して相手にダメージを叩き込みます。神々の騒嵐で登場したネクロマンサーの《魔将軍・ヘクター》は出すことで勝負を決める程の力があるカードで環境が変わった今でもほとんどのデッキに採用されています。《魔将軍・ヘクター》を十分に活用するためにはフォロワーを展開することが重要です。そのため、このデッキには1枚で3体のフォロワーを場に並べることのできる《不死の大王》やラストワードでフォロワーを出す効果を持つ《闇の従者》などが採用されています。

 

プロフィール

カードゲーム歴

カードゲーム歴は10年ほどで、遊戯王やヴァンガードなどをプレイしていました。
JCG Shadowverse Open 2nd Vol.9 通常大会優勝。

あるす選手へのインタビュー

今大会で使用したデッキの選択理由、キーカードなどを教えてください。

ニュートラルヴァンパイアは、どのデッキにも不利がつかないレベルで全体的にカードが強く、使わない理由を探すのほうが難しいぐらいのデッキだと考えました。構築面においては、《屈強な山岳隊長》などのように進化権を使わなくても盤面をとれるカードを多めに採用しました。これにより中盤の盤面の取り合いをしっかりと制して《昏き底より出でる者》につなげられるような試合展開を考えてデッキを構築していました。最近は5ターン目《バフォメット》からの6ターン目《昏き底より出でる者》のコンボは対策されているので、中盤の盤面の取り合いを放棄せずに丁寧にプレイしていくことが大事だと思います。ミッドレンジネクロマンサーは、ニュートラル絡みのビートダウン系のデッキに対しては《魔将軍・ヘクター》1枚で返し手になりほぼ負けません。それに加えてドラゴン、ビショップのようなコントロール系のデッキに対しても弱くなく、先攻であればヴァンパイアにも勝つことができるということで2つ目のデッキとして選択しました。構築面では全体除去カード1枚で壊滅しないように《不死の大王》を入れデッキ全体を重くし、《よろめく不死者》などの低コストの単体除去カードの強さで押し切ることができるよう意識して構築を組みました。

 

大会で印象に残った場面を教えてください。

決勝戦最終バトルの場面です。自分はここで《よろめく不死者》《ヘクトル》に当てて《ヘクトル》を除去することできれば勝てるなと50%の計画を立てていただのですが、《スカルビースト》が墓場に行けばネクロマンスが足りて《魔将軍・ヘクター》の効果が発動して《ゾンビ》が場に出るのでそのまま勝つことができる盤面でした。最初に述べた手段をとった結果、《天弓の天使・リリエル》が除去されて、1ターン相手に渡してしまい、負けていた可能性があったので、今後は焦らずにしっかり考えてプレイしていきたいです。とても反省しています…。

 

大会での反省点を教えてください。

構築面ではほぼ完成形に近いデッキが2つ用意できたのでかなり満足しています。プレイについては、ネクロマンサーをプレイしていた際に打点計算や盤面の処理のミスがあったと感じているので、リプレイを見返したりして改善していきたいです。

 

大会に向けてどのような調整をしましたか?また、1日のプレイ時間はどのくらいでしょうか?

基本的にはランクマッチで、Twitter等に上がっている強そうなデッキをいろいろ回していました。休日は4~5時間程度、平日は仕事の合間に少しプレイする感じでした。

 

今後の目標を教えてください。

次のRAGEで結果を残すことと、もう1回ぐらいJCG優勝したいと思います!

 

最後に

このインタビューのあとにも優勝を飾っていたあるす選手。有言実行!素晴らしいですね!今後の活躍にも期待です!

 

あるす選手、ありがとうございました!

※大会開催当時のインタビューであり、現在はカード能力が変更されていることがあります。