Open Vol.9 優勝者やもしぃ選手のインタビュー
2016.10.03エントリー倍率2倍以上のなかから、抽選で256名が参加したJCG Open vol.9。
優勝者はやもしぃ選手となりました!
やもしぃ選手が使用したデッキは「ミッドレンジロイヤル」と「冥府エルフ」でした。
デッキ1 ミッドレンジロイヤル
デッキ内容は、バトル序盤から中盤にかけて圧倒的な強さをもつミッドレンジロイヤル。最近のロイヤルは終盤を強くする傾向にありましたが、最近人気の《フロントガードジェネラル》を抜いての構成となっており、中盤をより強くした内容になっています。
デッキ2 冥府エルフ
デッキ内容は、現環境トップと言われる冥府エルフ。やもしぃ選手の冥府エルフは3枚採用することが多い《冥府への道》を2枚のみ採用しており、試行錯誤の跡が見られます。
やもしぃ選手へのインタビュー
優勝おめでとうございます!まずは今回のデッキ選択の理由を教えてください。
ロイヤル自体の安定感は非常に高いため、メタが薄れたこのタイミングで持ち込んでみた、というのが理由になります。採用したカードもロイヤル本来の動きをより強く通すためのものです。
ロイヤルの代わりにドラゴンを使うことも考えていて迷ったのですが、今回はこの選択がうまくいってくれたと思います。
採用したデッキで特にキーとなったカードはありますか?
既存のロイヤルは30枚以上テンプレ化していて、人によって数枚違う、という感じでした。今回は《激励の舞》、《ジャイアントスレイヤー》を採用したリストを参考に自分なりに試行錯誤した結果、《勇猛たる騎士》が場に並べる上でかなり優秀だったので採用しました。
3枚採用されていた《勇猛たる騎士》。
自分のフォロワーすべてを+1/+1する《激励の舞》を
活かすことができる調整になっている。
大会ではそれらがかみ合って6コストに到達するまでにテンポを損なわずに盤面を維持することができたので、非常に強く働いてくれたと思います。《フロントガードジェネラル》などの大型を採用して後ろで勝負するより中盤をしっかり固めてテンポをとる構築を意図していました。
次にエルフについて教えてください。
冥府エルフは現環境で一番ポテンシャルが高く、複数の太い勝ち筋が存在しているため大会を勝ち抜くのに適していると考え使用しました。
《妖精のいたずら》は主にドラゴンを意識して採用しました。あとはカードをプレイした枚数と同じだけ+1/+0する《リノセウス》にも効果がありますね。汎用性があるので、単純に自分が使いやすいからというのも理由です。
自分のフォロワー1体か自分のアミュレット1つを手札に戻しつつ
ランダムな相手のフォロワー1体を手札に戻すスペル。
大会中で印象に残った試合はありましたか?
冥府エルフは最近頑張って回しているのですが、それでもミスが目立ち負けに直結してしまった試合もありました…。
印象に残っているのは、決勝戦でドラゴン相手に《ダークドラグーン・フォルテ》で詰められて《ジャイアントスレイヤー》しかない、という場面で《ジャイアントスレイヤー》を引いて勝利した試合ですね。負けを覚悟していた場面だったので、本当に運が良かったと思います。
攻撃力5以上の相手のフォロワー1体を破壊するスペル。
今回は本当に引きがついてきてくれました。それでも今振り返ると、《激励の舞》で返したり、引いたカードが《ジャイアントスレイヤー》だったりと、自分で構築を練っていなければワンチャンすらない場面ばかりだったので、強い引きの前提には自分で考えた構築があったなあと感じます。
自分の調整や練習が今回の優勝につながったのですね。
はい。自分は人のリストのコピーをよく使うのですが、今大会でコピーを持ち込んでいたらどこかで落としていたと思います。強い構築を回して理解したうえで、それを踏まえ自分で納得できる構築を持ち込み優勝できたので、自信にもなりました。
今大会の反省点はありましたか?
結果に結びついたので構築の反省点は概ねありませんが、エルフの《光の道筋》1枚は不確定枠、試験枠のままで持ち込んでしまったので詰め切れなかった後悔はあります。
今後の目標は何かありますか?
今後さらに規模の大きな大会も開かれると思うので、そういった大会でもプレイヤーとして勝ち進んでいけたらと思います。
最後に何か一言お願いします。
ありきたりですが、優勝できて本当に嬉しいです!とても大きな経験になりました。この経験を今後に活かしていけたらと思います!
やもしぃ選手、ありがとうございました!