Open 2nd Season vol.56 通常大会 優勝者 め/POM選手 デッキ解説&インタビュー

2019.04.15

7月09日に行われたJCG Open 2nd Season vol.56 通常大会B。
本大会で見事勝利したのはめ/POM選手でした。おめでとうございます!め/POM選手が使用した2つのデッキは「疾走ビショップ」と「ニュートラルヴァンパイア」でした。

デッキ1 疾走ビショップ

アミュレットのカウントダウンを軸に戦うデッキであり、《気高き教理》などのカウントを早めるカードと合わせることで大量展開を狙うといったテクニカルな面も存在します。《三月ウサギのお茶会》の採用により、アグロ系のデッキの大量展開にも対応できます。従来の疾走ビショップの強さはそのままに、《黄金郷の獅子》などを採用することによって、以前よりも盤面を取りやすくなりました。

 

デッキ2 ニュートラルヴァンパイア

ワンダーランド・ドリームズで登場したニュートラルカードに特化して組まれたデッキ。序盤からニュートラルのフォロワーを並べて《歌劇姫・フェリア》《不思議の探求者・アリス》での強化を狙います。特に《不思議の探求者・アリス》については手札のカードも強化できるため場にフォロワーが展開されていない場合でも活躍します。終盤は、《アルカード》《ソウルドミネーター》などの疾走持ちフォロワーや《昏き底より出でる者》の効果ダメージによって相手の体力を一気に削り、勝負を決めに行きます。

 

プロフィール

カードゲーム歴

カードゲーム歴は15年くらいです。TCG、DCG問わず様々なカードゲームに触れてきました。

所属チームPOMについて教えてください。

POM(project of mennsoore) 。リーダーを務めています。今は表立って活動していませんがそのうち大きくなるチームなので応援よろしくお願いします。

 

め/POM選手へのインタビュー

今大会で使用したデッキの選択理由、キーカードなどを教えてください。

今回は、チームメンバーにデッキを教えてもらいそれを使いました。
ビショップは今流行ののイージスビショップではどのみちヴァンパイアに有利がつかないと思い疾走ビショップにしました。《ハンサ》はこちらからトレードしたり、相手にトレードを強要させるという面で活躍していました。《ホワイトタイガー》は選択できないという効果と守護を持っているため相手に理想の展開をさせにくくすることができ、ステータスも攻撃力が3であるため無視しにくいため様々な場面で活躍していました。《ギルガメッシュ》はこのデッキの勝負札といっても過言ではありません。前述した流行りのイージスビショップの場合、《ヘヴンリーイージス》を出しても負けるケースが多々ありました。しかし、このデッキは《ギルガメッシュ》のおかげでイージスビショップよりも早くゲームを決めることができる機会が多くなりました。今日の試合、ほとんど《ギルガメッシュ》が活躍していたくらいにとても重要なカードです。

疾走

プレイのポイントは2ターン目で動くこと、そして相手の先の行動を予想しながらアミュレットのカウントダウンを調整していくことです。全体除去カードが多めのデッキの場合はトレードは最低限にとどめて相手のリーダーの体力をどんどん詰めます。逆に全体除去カードがあまりないデッキの場合だと盤面処理能力の高い《三月ウサギのお茶会》などを駆使して場を有利にすることに注力しました。
次にヴァンパイアですが注目する点は《デモンオフィサー・エメラダ》を採用せず、《アルカード》《ソウルドミネーター》を採用している点です。このデッキは《バフォメット》のエンハンス能力でコストを軽減した《昏き底より出でる者》+疾走フォロワーの組み合わせで1ターンで一気に勝負を決めるパターンがメインです。他のデッキだとアルカードの枚数が少なかったりするのであまり警戒されないですがこのデッキでは20点が容易に出るため通常のニュートラルヴァンプよりも相手にかける圧力が違います。こちらは盤面を失っても20点が出せますので相手をかなり悩ませること間違いないです。

疾走 他のフォロワーが破壊されるたび、+1/+0する。

その他にも《御言葉の天使》《鋭利な一裂き》などの直接相手のリーダーにダメージを与えることのできるカードが豊富なので相手を倒すプランを立てやすいデッキです。プレイに関しては普通のヴァンパイアと大きく変わる点はありませんが、直接ダメージを与えるカードが多いため、比較的安全に戦えます。また、多少無茶な動きをしても取り返すことが容易であるため使いやすいデッキだと思います。《昏き底より出でる者》に頼らずとも相手を倒すことができるだけのダメージは与えられるのでその場その場で《昏き底より出でる者》を使ってフォロワーを処理するなどの判断ができるのも強みです。プレイの方向性としては有利な盤面でも盤面処理をするようにして相手が返せない盤面を作る堅実なプレイをお勧めします。あまりプレイに自信がない方でも使えるデッキなのかなと思います。

 

大会で印象に残った場面を教えてください。

やはり勝負をほぼ決めたであろうここの場面です。返しのターンで回復されなかったので勝利を確信しました。

 

大会での反省点を教えてください。

決勝の試合。相手のハンドが2枚の状態で《群れなす飢餓》を2枚プレイされて負けたのがとても印象に残っています。返せないであろうと思っていたので衝撃でした。また、2回ほどプレイミスをした試合があったのでもう少し考えてプレイしないとだめだなと反省しています。構築面では《ギルガメッシュ》が思ってたよりもはるかに優秀なカードだったため、3枚にしておけばよかったなと思いました。それ以外は勝つべくして勝ったので反省点はありません。

 

大会に向けてどのような調整をしましたか?また、1日のプレイ時間はどのくらいでしょうか?

登録5分くらい前にリストをもらってぱっと見て調整したため準備らしい準備はしていません。対戦が本番のみで戦いの中で成長していた感覚が強いです。1日のプレイ時間は大体5時間程度です。

 

今後の目標を教えてください。

次のRAGEを勝ち抜きたいです。それに向けて調整していきます。

 

最後に

チームの中でデッキを作る人とそれを使う人がいてその結果優勝。
これぞチームの醍醐味!といった感じですね。直前にデッキを見て使いこなせるのは日々の練習の成果でしょうか。今後の活躍にも期待です!

 

め/POM選手、ありがとうございました!

 

※大会開催当時のインタビューであり、現在はカード能力が変更されていることがあります。