Open Vol.8 優勝者hisoka選手 デッキ公開
2016.10.038月最後の王者を決める大会となった、vol.8 8月28日大会。
今大会の優勝者はhisoka選手に決まりました!
hisoka選手が使用した2つのデッキは、序盤から中盤まで圧倒的な強さを持つ「ロイヤル」と、コントロールデッキに対して圧倒的な強さを持つ「エルフ」でした。
デッキ1 ミッドレンジロイヤル
デッキ内容は、大会優勝者のあいだではほぼ常連となっているミッドレンジロイヤルです。hisoka選手のミッドレンジロイヤルは、序盤から中盤に重点を置いた調整の仕方をしていました。
hisoka選手のミッドレンジロイヤルではPP3以下のフォロワーの採用が多いのが特徴で、この優勝デッキには20体も入っています。《クイックブレーダー》 → PP2フォロワー → PP3フォロワーと出す動きは、序盤にほぼ確実に場を制圧できるため非常に強力です。序盤の動きをより確実なものにする構成だと考えられます。
また、これまでの大会優勝者のデッキを見てみると、ミッドレンジロイヤルには《海底都市王・乙姫》、《セージコマンダー》、《フローラルフェンサー》、《ロイヤルセイバー・オーレリア》、《歴戦のランサー》が3枚ずつ採用されており、これらのカードがデッキの核となっています。
進化時 スティールナイト1体とナイト1体を出す。
最近では《ツバキ》を採用する流れがあります。今大会優勝者のhisoka選手も2枚採用していました。9月に入ってもこの流れが引き継がれるかどうか気になるところです。
デッキ2 冥府エルフ
デッキ内容は、コントロールデッキに対して圧倒的な強さを持つ「冥府エルフ」。8月15日のアップデート前までは環境トップにいた冥府エルフですが、《収穫祭》のナーフ(効果や能力が低くなる変更)により、デッキの安定性が少し落ち、改良を加える選手が多くみられました。hisoka選手が構築した、新しい冥府エルフを見てみましょう。
hisoka選手の冥府エルフでは、《光の道筋》が3枚採用されています。《光の道筋》は他のカードの効果で、このカードが手札から捨てられた際にカードを1枚引く効果があり、《新たなる運命》との相性がとても良好です。
カードを1枚引く。 他のカードの効果で、このカードが
手札から捨てられたなら、カードを1枚引く。
アップデート前では採用する人がいなかった《ワンダーエルフメイジ》が3枚採用されています。《ワンダーエルフメイジ》はファンファーレでこのターン中にカードを2枚以上プレイしていたなら、カードを1枚引く効果を持っています。アップデート前は《収穫祭》がとても強力でドローに困ることは少なかったのですが、その《収穫祭》の効果が変更されてしまったため、《ワンダーエルフメイジ》で補っていると考えられます。
ファンファーレ このターン中にカードを
2枚以上プレイしていたなら、カードを1枚引く。
《光の道筋》や《ワンダーエルフメイジ》といったドローソース(ドロー能力を持つカード)を多く採用しているところは、アップデート前と違う点です。基本的な勝ち方はアップデート前の冥府エルフと同じで、《リノセウス》と《冥府への道》をフィニッシャー(ゲームを終わらせるためのカード)としています。
アップデート前の冥府エルフでは、《メタルエルフメイジ》や《エルフプリンセスメイジ》などが入っていましたが、hisoka選手のデッキは採用しておらず、その枠を《光の道筋》や《ワンダーエルフメイジ》の枠に充てていると考えられます。《収穫祭》ナーフの影響は大きいように見えます。
まとめ
今大会で8月の大会がすべて終わりました。これまでの優勝者のデッキを見ると、ミッドレンジロイヤルが1番使用されているという結果でした。
《収穫祭》のナーフでしばらく見なかったエルフでしたが、今回の結果を見るとまだまだやっていけそうです。9月の下旬には新パックの実装もあり、これからの大会がとても楽しみですね。