Open 2nd Season vol.33 通常大会 優勝者 ぶらん/Ss'G選手 デッキ解説&インタビュー

2017.07.20

5月13日に行われたJCG Open 2nd Season vol.33 通常大会A。
本大会で見事勝利したのはぶらん/Ss'G選手でした。おめでとうございます!ぶらん/Ss'G選手が使用した2つのデッキは「ミッドレンジネクロ」と「ランプドラゴン」でした。

デッキ1 ミッドレンジネクロ

 

序盤は積極的にフォロワーでダメージを稼ぎ、中盤以降はスペルを駆使して相手にダメージを叩き込みます。特に《ケルベロス》《ファントムハウル》の組み合わせは、早ければ6ターン目に10点を超えるダメージを与えることができ、このデッキの代表的な勝ち手段となっています。相手がこちらのフォロワーを倒さなければいけないという状況を逆手に取る《シャドウリーパー》の採用がよく見られます。また神々の騒嵐で登場したネクロマンサーの《魔将軍・ヘクター》は出すことで勝負を決める程の力のある強力なカードでほとんどのデッキに採用されています。

 

デッキ2 ランプドラゴン

相手よりも早く高コストのフォロワーを出して勝利を狙っていくデッキです。PPを加速させながら相手よりも優位な状態で戦うことができるのが特徴で、全体除去カードを多く採用することで不利な盤面をリセットし続けることができます。《イスラーフィール》《ライトニングブラスト》などの登場により現環境に多い、横にフォロワーを並べるデッキに対しても対処しやすくなりました。《ケイオスドラゴン アジルス》を採用することによって擬似PP加速として、大型フォロワーを早い段階で出して相手を圧倒します。また、《ダークエンジェル・オリヴィエ》がデッキに入っていることにより、進化権に余裕を持って対戦することができるため、相手の体力をより積極的に削りに行くことができます。

 

プロフィール

カードゲーム歴

今までプレイしたことのあるカードゲームは、デュエルマスターズ、遊戯王、ヴァンガードなどです。店舗大会優勝が1、2回ほどありますが、ここまでやりこんだゲームはShadowverseが初めてです。

ぶらん/Ss'G選手へのインタビュー

今大会で使用したデッキの選択理由、キーカードなどを教えてください。

ネクロマンサーとドラゴンが現環境で一番強いと思い、また、自分自身も使い慣れているクラスであったため、この2つを選択しました。BO3全体で見て、ドラゴンを2回倒すコースをプランとして見据えてゲーム展開を行いました。このゲームプランに沿って、ネクロマンサーのデッキは《よろめく不死者》《闇の従者》のようにドラゴンに対して効果的に使うことのできるカードを採用しました。

このフォロワーは守護 を持たないフォロワーを攻撃不能。
ラストワード ランダムな相手のフォロワー1体を破壊する。

バトル中は、最低でも2ターン先を見据えてプレイすること、《骨の貴公子》は2体以上に効果をかけられる場合に場に出すこと、《シャドウリーパー》を手札に引き込むこと。の3点に特に注意してプレイしていました。
ドラゴンは、今流行っているサハクイェル型を避け、アジルス型を選びました。キーカードはもちろん《ケイオスドラゴン アジルス》そして、《ダークエンジェル・オリヴィエ》《大鎌の竜騎》です。

ファンファーレ 手札のカード1枚のコストを-2する。

《ダークエンジェル・オリヴィエ》《大鎌の竜騎》はサハクイェル型でも採用されるカードですが《ケイオスドラゴン アジルス》との組み合わせで非常にいい活躍をするため、カードの価値は格段にあがっています。バトル中は相手のハンドを常に予想しながら戦っていました。このデッキはサハクイェル型のドラゴンより《バハムート》を返すことのできるカードが多いです。そのため先の展開を見据え、どの方法による処理が一番適しているかを考えることが重要になります。また《ダークエンジェル・オリヴィエ》を採用していることにより進化権を温存する必要がないので、強気に相手の体力を削りに行くこともできます。

 

大会で印象に残った場面を教えてください。

最後のドラゴンミラーの大事な場面で《風読みの少年・ゼル》を引くことができたところが印象に残りました。

 

大会での反省点を教えてください。

反省点は焦ってプレイをしてしまうところを直すことです。今回、たまたま決勝トーナメントへと参加することができましたが、本来なら予選グループ決勝戦で負けてしまったので、その時点で終わるはずでした。後で、その試合のリプレイを見直してみると1つ致命的なプレイミスがあり、そこで適切なプレイをしていれば勝っていた可能性がありました。今回、追い込まれた状況でも手なりのプレイをしてしまったのでそこは直すべきだと思いました。

 

大会に向けてどのような調整をしましたか?また、1日のプレイ時間はどのくらいでしょうか?

大会に向けての調整は知り合いとのルームマッチと通話、そして突発大会に出ることで行ってきました。何かをしながらでプレイしている時間も合わせれば1日平均6時間はプレイしていると思います。Shadowverseにかけている時間としてtwitterや生放送での研究、チームでの通話も合わせればもう少し長くなります。

 

今後の目標を教えてください。

オフライン大会での結果を出すことが目標です!また、JCGでの複数回優勝も狙いたいと思います!

 

最後に

1日6時間もプレイしているとなるともはや生活の一部ですね。ただ長時間プレイするだけではなく、生放送を視聴したり、Twitterにあげられているレシピを試してみたり、様々な調整方法の中で、自分に合った方法を探せると良さそうです。
オンライン大会だけではなくオフライン大会としてES大会、そしてRampage Battleも各地で開催されているのでそちらに参加してみるのもいいかもしれません。オフラインもオンラインもどんどん賞品が豪華になっていてわくわくしますね!

 

ぶらん/Ss'G選手、ありがとうございました!

※この記事の画像はナーフ後のものとなり、インタビュー当時の《骨の貴公子》《シャドウリーパー》《風読みの少年・ゼル》のコスト表示とは異なりますのでご了承ください。