JCG Shadowverse Open 第20弾カードパック~第24弾カードパック 優勝デッキ紹介

2024.10.01

JCG Shadowverse Open 33rd Seasonより開催されるタイムスリップローテーションで使用できる、過去に活躍したデッキをご紹介!
今回は第20弾カードパック:『暗黒のウェルサ』から第24弾カードパック:『Edge of Paradise / 天象の楽土』までが対象となります。ぜひ作成して遊んでみてください!
大会へのご参加もお待ちしております!

進化ネクロマンサー



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JCG Shadowverse Open 21st Season Vol.50 6月26日 ローテーション大会 決勝トーナメント 優勝
SGA|shingo 選手使用デッキ
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デッキ解説

デッキスタイル

【コンボ】

長所

・テンポよくカードを使用でき、盤面維持能力に優れる
・ドロー手段が多彩で手札が途切れにくい
・後半に出せる火力が凄まじく、盤面の処理を行いつつ1ターンで相手リーダーに20ダメージ以上与えることも可能

短所

・キーとなるカードの能力発動条件を満たすために墓場を稼ぎつつネクロマンスを多用しなければならず、プレイングが難しい
《スケルトンレイダー》のコストを下げられていないとフィニッシュの火力が足りなくなる

説明

葬送などで自身のフォロワーを破壊し、墓場を貯めつつネクロマンスやリアニメイトを使用していく、ネクロマンサーの特性をとことん尖らせたコンボデッキ。 序盤は《友魂の少女・ルナ》《導く鐘・ベルエンジェル》《流浪の指揮者》でドローをしつつ墓場を増やしていく。《友魂の少女・ルナ》はネクロマンスを使用しEPを回復できるため、中盤以降でも活躍が見込める。
《クランプス》はアクセラレートで自身のフォロワーと引き換えにドローと墓場の追加が行える。フォロワーを残したくない状況に使用することもあり、このカードの使い方一つで戦況が大きく左右されることもある重要な1枚だ。使い方はしっかり見極めよう。
中盤には異次元の盤面維持能力を持った《絶叫の沈黙・ルルナイ》が控える。墓場を稼ぎつつネクロマンスの消費もできるうえ、使用を重ねるごとに1枚から得られるリターンが爆発的に増えていくためうまく活用しよう。
隙を見て《大腕の沙汰》の葬送で、後のフィニッシュを見据え《双極の生命・フラム=グラス》を捨てたい。この時《絶叫の拡散》で出したコスト1の《絶叫の沈黙・ルルナイ》を回収できるとさらに強力だ。
《カースメーカー・スージー》の直接召喚の条件も満たせている場合は、盤面を取り返したり相手リーダーの体力を削っていくなどうまく活用したい。
終盤、自身のフォロワーが進化する毎にコストが下がるうえ、フォロワーの除去とバーストダメージも出せる疾走を持つ《スケルトンレイダー》と、2コストでありながら条件を満たせば破格のリアニメイトを使用できる《ケルヌンノス》を軸に決着を目指す。
《霊体の侵入》は1コストでありながら疾走、ネクロマンスの大量消費と進化回数を稼ぐことができるため、上記2枚と勝利に大きく貢献するだろう。
総じてネクロマンサーらしさを徹底的に突き詰めたデッキであり、再現性の高い勝利パターンも持つ。ネクロマンスの計算やプレイングが難しいデッキだが、その分やりごたえもあるため、コンボを極めたいプレイヤーにおすすめのデッキ。

スペルウィッチ



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JCG Shadowverse Open 21st Season Vol.48 6月22日 ローテーション大会 決勝トーナメント 優勝
EVA│レックウ 選手使用デッキ
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デッキ解説

デッキスタイル

【コントロール】

長所

・凄まじいドローソース
・豊富かつ多彩な除去手段
・防ぐことの難しいバーストダメージによるフィニッシュプラン

短所

・多くの種類スペルを使用しなければならず、戦況の見極めが難しい
・核となる《ウーシンマスター・クオン》を早めに引いておかないとスペルブーストが間に合わない

説明

ウィッチならではの多彩なスペルを駆使しスペルブーストを積み重ね、強力なバーストダメージを狙うコントロールデッキ。
このデッキは《ウーシンマスター・クオン》を15回以上スペルブーストすることで場に出る《式神・貴人》と、《究明の魔術師・イザベル》の融合時の能力により手札に加えた《ユニオン・マジック》を経由し入手できる《アルティメット・マジック》をフィニッシュプランとしている。そのため多くのスペルブースト及び8種類以上のスペルの使用を目指すことになる。
序盤はもはやおなじみ《知恵の光》を始めとした潤沢なドローソースで《ウーシンマスター・クオン》を手札に加えよう。2枚揃えられればより勝利に近づける。
その後も引き続き《一世の探究》などのドローソースで手札の質を上げつつ、《ストーンバレット》《極冠の幻想獣》のアクセラレートで相手フォロワーの除去を行おう。《カウンターマジック》は除去を行いつつ、次の自分リーダーへのダメージを0にできる攻防一体となった優秀なカード。有効な場面で使いたい。
《チャクラムウィザード》はスペルブーストでコストが下がるうえ、除去と自身の能力でもスペルブーストを行う。進化時は更に除去を狙えるためEPを使う最有力候補になりうる。
このデッキは今環境において中心ともいえるほどの実力を持つため、除去スペルを使わせないためにフォロワーを残さないなどの対策をされるだろう。さらにミラーマッチはお互いにフォロワーを出さないにらみ合いの展開が続くなど、それを念頭に置いたプレイングも必要となる。とはいえ明確なゴールが存在しているため、デッキへの理解が進めば状況に応じた立ち回りも身につくはずだ。
このデッキへの理解度で勝率が大きく上下すると言っても過言ではないため、使用の如何に関わらず今環境を戦う全てのプレイヤーに押さえておいてもらいたい。

宴楽ヴァンパイア



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JCG Shadowverse Open 21st Season Vol.49 6月24日 ローテーション大会 決勝トーナメント 優勝
しゅーや 選手使用デッキ
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デッキ解説

デッキスタイル

【アグロ】

長所

・デッキ生成コストが非常に安い
・疾走やバーストダメージなど、相手リーダーへの火力が高い
・一度エンジンがかかれば継続して火力を発揮しやすい

短所

《デモンズグリード・パラセリゼ》に依存しているデッキのため、凌がれ切ってしまうと後がない
・うまく手札を使い切れないと真価を発揮できない
・手札を0にした後も、そのターンに引いたカードで戦うしかないためムラが大きい

説明

自分のターン開始時のドロー前に手札が0枚であることを条件に直接召喚される、《デモンズグリード・パラセリゼ》に特化した、早期決着を目指すアグロデッキ。
基本的にコストの低いカードや、手札を捨てる能力を持つフォロワーを使い、可能な限り早く手札を使い切ることを目指したい。
《棘の吸血鬼》は1コストで手札の入れ替えを行いつつ、そのターンの手札を1枚減らせる。《底無しの契約》は2枚ドローし、ターン終了時に手札を2枚捨てることができる。この時手札にある《デモンズグリード・パラセリゼ》を捨てることができれば、デッキに2枚《デモンズグリード・パラセリゼ》を追加できる。デッキにある枚数が多ければ、その分直接召喚するチャンスも増えるので優先的に捨てていきたい。《殺意の塗布》も手札から捨てた次のターンにドローする能力を持つが、このデッキにおいて手札を増やすのはデメリットにもなり得る点は憂慮したい。
優先して相手リーダーを攻撃していきたいが、守護などで守られた場合は《銀釘の射手》《ルームサービスデビル》のアクセラレートで除去しよう。手札をコストにすることができるので直接召喚へ近づけることができる。
そうして手札を使い切ることで次のターンに直接召喚される《デモンズグリード・パラセリゼ》だが、バーストダメージを与えつつ自分リーダーの回復、ドローと超強力。進化することでフォロワーに5ダメージ与えつつ手札を3枚捨てるため、除去に加え次のターンの直接召喚へ繋げられる。ただ捨てるカードはランダムかつ進化時に即捨てられてしまうので、使用したいカードがある場合は先に使おう。
うまく《月下の跳躍》を引けた場合は疾走を付与できるためさらに強力。当時調整が行われた《ドアマンバット》は元のコストに下げられている。手札が0枚の時に非常に優秀な疾走フォロワーとなるため、最後にプレイするよう心掛けたい。
もし《デモンズグリード・パラセリゼ》の猛攻を凌がれてしまっても、《ルームサービスデビル》の能力や、《パルクールウルフ》のエンハンス能力であと一押しができる。諦めずにプレイしよう。
このデッキは特性上、その時々の引きやデッキ相性に左右される場面が多く、苦しい状況に陥ることも少なくない。しかし相性のいいデッキにはとことん強く、相手に何もさせずに走り切った時の爽快感は筆舌に尽くしがたい。満足を求める、そんなあなたにお勧めしたいデッキ。

最後に

今回の環境は当時有力視されていたデッキに対策がされ、更にそれに対応するという、いわゆるメタゲームが熾烈極まっていた。
当記事内にて紹介した進化ネクロマンサーの《鋼鉄の希望》や、今回紹介したデッキには採用されていないがスペルウィッチに《リミットスペル・バーゼント》が、それぞれミラーマッチを見据えて投入されていることなどがその一端である。
当時のプレイヤー達はその中でしのぎを削り、デッキ構築やプレイングを洗練させていった。
バフドラゴンやアーティファクトネメシス、連携ロイヤルなど、今回紹介していないデッキもそれぞれの確固たる強さを持っているため、ぜひ調べて触れていただきたい。
総括して、その時々の相性を見極めたデッキ選択や採用カードの調整など、群雄割拠であるがためにより実力が試される環境だが、その分勝てたときの達成感は他では得難いものがある。この機会にぜひ、大会への参加を検討していただきたい。

JCG Shadowverse Openは皆様のご参加を心よりお待ちしております。