Open 2nd Season vol.22 通常大会 優勝者 SOS選手 デッキ解説&インタビュー

2017.06.14

4月15日に行われたJCG Open 2nd Season vol.22 通常大会A。
本大会で見事勝利したのはSOS選手でした。おめでとうございます!SOS選手が使用した2つのデッキは「ランプドラゴン」と「アグロネクロ」でした。

デッキ1 ランプドラゴン

相手よりも早く高コストのフォロワーを出して勝利を狙っていくデッキです。PPを加速させながら相手よりも優位な状態で戦うことできるのが特徴で、全体除去カードを多く採用することで不利な盤面をリセットし続けることができます。勝ち手段として採用されている《バハムート》は全体除去を兼ねた優秀なフォロワーで、次のターンには《ジェネシスドラゴン》と合わせて20点以上のダメージを出すことができます。《水竜神の巫女》などの神々の騒嵐で登場したカードには回復効果を持つものも多く存在し、以前のランプドラゴンよりも自身の体力を高い状態に保ちやすくなりました。

 

デッキ2 アグロネクロ

 

シャドウバースリリース当初から根強いファンのいる攻撃的なデッキです。序盤は積極的にフォロワーでダメージを稼ぎ、中盤以降はスペルを駆使して相手にダメージを叩き込みます。特に《ケルベロス》《ファントムハウル》の組み合わせは、早ければ6ターン目に10点を超えるダメージを与えることができ、このデッキの代表的な勝ち手段となっています。相手がこちらのフォロワーを倒さなければいけないという状況を逆手に取る《シャドウリーパー》の採用がよく見られます。また神々の騒嵐で登場したネクロマンサーの《魔将軍・ヘクター》は出すことで勝負を決める程の力のある強力なカードでほとんどのデッキに採用されています。

 

カードゲーム歴

Shadowverse以前のカードゲーム歴は子供の頃に友人同士で少し遊んでいた程度です。Shadowverseはリリース当初からプレイしており、今までの実績はファミ通CUPで東日本予選12位(賞金1万円)、月間Master Pointランキング最高23位です。

 

SOS選手へのインタビュー

今大会で使用したデッキの選択理由を教えてください。

今回はランプドラゴンとアグロネクロを使用しました。アグロネクロは苦手とするリーダーが少ないことと使用者の多いドラゴンに対して強いと考えたため選びました。ランプドラゴンに関しても苦手とするリーダーが少ないことと、使用者の多いネクロの中で特に遅めのネクロに対しては十分勝つことができると思ったので選択しました。

 

それぞれのデッキのキーカードとプレイのポイントについて教えてください。

ネクロについてキーカードは《魔将軍・ヘクター》です。

ファンファーレ 場が上限枚数になるまで「ネクロマンス 3;《ゾンビ》1体を出す」をくり返す。
その後、ターン終了まで、自分の他のフォロワーすべては+2/+0されて、突進 を持つ。

このカードで勝負を決めにいくことができます。デッキは、1コストのカードを8枚と多めに採用することにより序盤で動くことができないという事態を避けるようにしています。序盤からしっかりと動くことができるおかげでネクロミラーでも勝つことができていました。また、ドラゴンを意識して《闇の従者》も採用しています。ドラゴンのキーカードは《ウロボロス》です。

ファンファーレ 相手のリーダーか相手のフォロワー1体に3ダメージ。
ラストワード 自分のリーダーを3回復。《ウロボロス》1枚を手札に加える。

PPブースト後に出した場合盤面を取り続けることができ、勝負の決め手となるカードです。特に先攻の際はとても強いです。また、ネクロを意識して《ルシフェル》も採用しています。プレイの時には、どの段階で相手を倒すことができるかを数ターン前から考えるように心がけていました。 

 

大会で印象に残った場面を教えてください。

1番最後の優勝を決める場面です。長期戦の末に、最後の最後に《ジェネシスドラゴン》を引き、勝つことができました!

 

 

大会での反省点を教えてください。

構築に関しては満足しています。プレイ面でドラゴンは10日以上回してなかったためミスもあったのでもう少し練習してから挑むべきだったと思いました。

 

大会に向けてどのような調整を行いましたか?また、1日のプレイ時間はどのくらいでしょうか?

特にネクロに関しては細かい調整を毎日繰り返してました。1日のプレイ時間は土日は10時間以上プレイすることもありますが、平日は3~5時間程度が多いです。

 

今後の目標を教えてください。

RAGEなどの大きな大会で実績を残したいです。

 

最後に 

BO3というルールなので2つのデッキを持ち込まなければなりませんが、2つのデッキともにすべて納得の行く状態まで調整して持ってくるのはなかなか難しいと思います。調整ができていないほうのデッキ選択も優勝へのポイントとなるのかもしれません。
今回、特にネクロのデッキは調整を重ねていたものということなのでこのデッキを参考にして使ってみるのはとても良さそうですね。

 

SOS選手、ありがとうございました!