Open 2nd Season vol.9 通常大会 優勝者 あるす選手 デッキ解説&インタビュー

2017.06.05

3月04日に行われたJCG Open 2nd Season vol.9 通常大会。
本大会で見事勝利したのはあるす選手でした。おめでとうございます!
あるす選手が使用した2つのデッキは「ドロシーウィッチ」と「ミッドレンジロイヤル」でした。

デッキ1 ドロシーウィッチ

 

スペルブーストでコストの下がるフォロワーを使用したアグロ系のデッキです。早ければ2、3ターン目から爆発的な展開を可能とし、早い段階で相手の体力を削りきることができます。初動を捌かれたとしても追加の戦力を《次元の魔女・ドロシー》によって補充することができ、息切れせずに攻め続けることができます。また直接相手にダメージを与えるカードとして《ルーンの貫き》などが採用されており、《古き魔術師・レヴィ》で手に入る《紅蓮の魔術》と合わせて、一気に相手にダメージを与えて勝つことも可能です。

 

デッキ2 ミッドレンジロイヤル

 

持ち前の展開力を活かし、序盤から中盤にかけて相手を圧倒するデッキ。安定感があるため、ゲームリリース当初から形を変えながらも初心者から上級者まで愛用されている人気のデッキです。6ターン目の《アルビダの号令》や5ターン目、9ターン目の《レヴィオンセイバー・アルベール》などの疾走持ちのフォロワーによる攻撃がとても強力です。《死の舞踏》《ツバキ》の採用により、大きいステータスを持つフォロワーにも圧倒されることなく盤面を取っていくことができます。

 

カードゲーム歴など

カードゲーム歴は10年ほどで、遊戯王やヴァンガードなどをプレイしていました。

あるす選手へのインタビュー

今大会で使用したデッキの選択理由を教えてください。

ドロシーウィッチは《ルーンの貫き》ナーフ後もランクマッチでの勝率が高かったので選択しました。ロイヤルは最近流行りの《レヴィオンセイバー・アルベール》確定サーチの型を相手に使用されて動きが非常に強いと思ったので自分でも使おうと思いました。 

 

それぞれのデッキのキーカードとプレイのポイントについて教えてください。

構築に関してはどちらも有名なプレイヤー方のレシピなので語れることは多くはありませんが、ドロシーウィッチは元のレシピの《フレイムデストロイヤー》を抜き、大型フォロワーへの解答として《死の舞踏》1枚に差し替えました。

相手のフォロワー1体を破壊する。相手のリーダーに2ダメージ。

ドロシーウィッチはなるべく手札のカードを使いきってから《次元の魔女・ドロシー》をプレイするようにしています。また、対コントロール戦では全体除去に注意して常に全力ではフォロワーを出さずに最低限にするなどを意識しました。ロイヤルは、5ターン目に《レヴィオンセイバー・アルベール》進化で相手の体力を削りに行く動きをしやすい盤面を作ることを意識してプレイしていました。

 

疾走 ファンファーレ エンハンス 9; 「このフォロワーは、1ターンに2回攻撃できる」を持つ。
ターン終了まで、このフォロワーへのダメージは0になる。

 

大会で印象に残った場面を教えてください。

決勝の最終戦終盤のこの場面です。お互い手札が尽きてきて体力も残りわずかというところで相手が《次元の魔女・ドロシー》を出してきて、いきなり劣勢になりました。そこで、《次元の魔女・ドロシー》が出てきたときのために温存しておいた《ツバキ》が効果的に使えました。これにより次のターンに倒されることを逃れて次の自分のターン、ドローで疾走を持つフォロワーを引いて勝利しました。この最後の攻防はヒヤヒヤしながらプレイしていましたが、最後にデッキが応えてくれたおかげで勝利することができてうれしかったです。

 

大会での反省点を教えてください。

ロイヤルのデッキは、ランクマッチで回しておらずぶっつけ本番でプレイが怪しいところがあったと思いました。普段からロイヤルは少し遅めのミッドレンジ型のデッキしか使ったことがなく、どうしても盤面優先でプレイをしてしまい、攻めるタイプのロイヤルの強みを生かしきれていなかったと思います。構築にあったプレイができるように腕を磨いていきたいです。

 

大会に向けてどのような調整を行いましたか?また、1日のプレイ時間はどのくらいでしょうか?

今シーズンのランクマッチではずっとセラフビショップを使用して構築を練っていました。予選ではロイヤルの代わりにそのセラフビショップを使用していました。また、BO3形式の大会には積極的に出るようにしていました。1日のプレイ時間は多いときは10時間を超えることもあります。

 

今後の目標を教えてください。

RAGEやファミ通CUPのような大型大会で結果を残したいです。

 

最後に 

普段から大会には積極的に出ていたあるす選手。努力は裏切らないですね。使用デッキのロイヤルはいつの環境でも変わらない安定感で、今後も形を変えて使われていくのではないかと思います。そして、ウィッチも変わらず健在でした。今後の大会では使用デッキに変化はあるのでしょうか。期待が高まります。

 

あるす選手、ありがとうございました!