Open vol.53 A 優勝者 シャイニングドローバース選手 デッキ解説&インタビュー
2017.03.171月21日に行われたJCG Open vol.53 A。
本大会で見事勝利したのはシャイニングドローバース選手でした。おめでとうございます!
シャイニングドローバース選手が使用した2つのデッキは「ドロシーウィッチ」と「リノエルフ」でした。
デッキ1 ドロシーウィッチ
バハムート降臨で多数追加されたスペルブーストでコストの下がるフォロワーを使用したアグロ系のデッキです。早ければ2、3ターン目から爆発的な展開を可能とし、早い段階で相手の体力を削りきることができます。初動を捌かれたとしても追加の戦力を《次元の魔女・ドロシー》によって補充することができ、息切れせずに攻め続けることができます。また直接相手にダメージを与えるカードとして《ルーンの貫き》などが採用されており、《古き魔術師・レヴィ》で手に入る《紅蓮の魔術》と合わせて、一気に相手にダメージを与えて勝つことも可能です。
デッキ2 リノエルフ
巨大化させた《リノセウス》を連打することで勝利を狙うデッキです。《ミニゴブリンメイジ》や《歴戦の傭兵・フィーナ》で《リノセウス》をかき集め、盤面にフォロワーが居ない状態からでも大ダメージを与えて勝利することができます。《リノセウス》を再利用するために《自然の導き》が採用されており、《エンシェントエルフ》と合わせて何度も《リノセウス》で攻撃できるのが最大の魅力です。
カードゲーム歴など
デジタルカードゲームはシャドウバースだけで、サービス開始からずっとやっておりました。カードゲームでは、遊戯王を6年間やっておりました。公式のショップデュエル大会で優勝しました。
シャイニングドローバース選手へのインタビュー
今大会で使用したデッキの選択理由を教えてください。
ドロシーウィッチは普段使い慣れているのと、スペルによるダメージ及び《次元の魔女・ドロシー》やスペルブーストによる展開力が強く安定したデッキで選びました。リノエルフの方は、最近増えてきているアグロヴァンパイアに対しては《ベビーエルフ・メイ》などで《フォレストバット》を除去しつつ《フェアリー》を展開でき、コントロールヴァンパイアやエイラビショップに対しては《リノセウス》によって相手の体力を一気に削り切れるという点で対応できると考えて選択しました。
それぞれのデッキのキーカードとプレイのポイントを教えてください。
ドロシーウィッチのほうは、スペルブーストを持っている以外のカードは高コストのカードは入れずに、《エンジェルスナイプ》や《ルーンの貫き》、《紅蓮の魔術》などでダメージを稼ぎつつ、スペルブーストを加速させて展開していく形にしました。キーカードは《古き魔術師・レヴィ》です。進化しつつ、《ルーンの貫き》と組み合わせれば、盤面を返すことができるのでとても優秀です。《紅蓮の魔術》もダメージとスペルブーストを加速させるカードとして存在が大きいです。
相手のリーダーか相手のフォロワー1体に3ダメージ。
リノエルフのほうは、《リノセウス》だけに頼らず、《風神》や《エルフナイト・シンシア》を採用し、《フェアリー》などのフォロワーを展開し強化していく勝ち筋も作れる形にしました。ドロシーウィッチは、なるべく《古き魔術師・レヴィ》に進化権を使いつつ、《ルーンの貫き》を活かせるようにプレイすることに気を付けました。リノエルフは、《リノセウス》を活かせるように《エルフプリンセスメイジ》や《歴戦の傭兵・フィーナ》に進化権を使うようにしました。どちらのデッキの相手に与えることのできるダメージが多いので、守りに入らず、攻めの姿勢を続けました。そうすることにより押し切るプレイの立ち回りを意識していました。キーカードは《ミニゴブリンメイジ》です。ドローカードが乏しいこのデッキにおいて、コンボするためのキーカードである《リノセウス》を確実に手札に持ってくることのできるカードはとても重要です。また、今まで少なかったエルフの3コスト帯を埋めてくれるのもいい点です。
ファンファーレ コスト2のフォロワーをランダムに1枚、自分のデッキから手札に加える。
大会で印象に残っている場面を教えてください。
印象に残ったのは決勝トーナメントの準決勝第1試合の6ターン目です。本来なら《マナリアウィザード・クレイグ》を出して進化し、相手のフォロワーを処理するべきでしたが、ここで守りに入ったら勝てないと思い、《刃の魔術師》を進化させ相手の体力を削る立ち回りで攻めました。そして、次のターン2枚目の《刃の魔術師》で勝つことができました。結果的には勝つことができましたが、危ない賭けだったと思います。
大会での反省点を教えてください。
プレイングの点では、決勝トーナメントの準決勝第2試合の7ターン目です。守護フォロワーを予想以上に並べられて、焦ってしまい処理することを優先し、リーサルを見逃していました。次のターンで勝つことができましたが、もう少し落ち着いて丁寧なプレイができるように心がけたいです。構築の点では、ドロシーウィッチは、《次元の魔女・ドロシー》への依存が強いので、序盤に盤面を抑えておかないと息切れしやすいのでそこを改善したいと思います。リノエルフは、《フェアリー》を増やすカードが少ないのと2コストフォロワーが《リノセウス》しかない、さらにカードを引くカードが乏しいという理由から安定感が無いところを改善したいです。今後は5コスト以上のカードを減らしつつ、デッキのコストバランスを調整していこうと思います。
大会に向けてどのような調整を行いましたか?また、1日のプレイ時間はどのくらいでしょうか?
デッキの調整はランクマッチでデッキを回しながら調整していきました。基本的には、対策用のメタカードを入れるよりも、デッキの強みを伸ばし、押し付けていく調整を意識していきました。1日のプレイ時間はだいたい2時間ぐらいです。
今後の目標を教えてください。
今後の目標は、JCG以外の大会にも積極的に参加して結果を出し、いろんなプレイヤーに知り合って、仲良くなること。また、プレイングの改善や自分なりにデッキを構築していくことです。
最後に
プレイング、構築ともにまだまだ未熟なところがあり、皆さんともっとShadowverseについて語り合いたいです。気軽に絡んでくれるととても嬉しいです。大会に参加していた皆さん、応援していただいた皆さん、そして運営の皆さんありがとうございました!
最後に
ゲームを通じていろんな人とかかわることができるのも大会に出る利点ですね。優勝とまではいかなくても、その大会で対戦した人とは知り合えるのでそういう意味でも大会に出るというのは良いように思えます。ぜひたくさん参加してください!
シャイニングドローバース 選手、ありがとうございました!