Open vol.46 B優勝者 マトモ選手 デッキ解説&インタビュー

2017.03.16

1月05日に行われたJCG Open vol.46 B。
本大会で見事勝利したのはマトモ選手でした。おめでとうございます!
マトモ選手が使用した2つのデッキは「コントロールヴァンパイア」と「ネフティスネクロ」でした。

 

デッキ1 コントロールヴァンパイア

 

フォロワーを倒しながら時間を稼ぎ、最後は大技で相手を倒すコントロールデッキです。攻撃的なデッキと戦うことが想定されており、体力回復カードが多く採用されています。また自分の体力を10以下にして復讐状態にすることで強力な効果を発揮する《裁きの悪魔》《黙示録》で逆転するというゲームプランも組み込まれています。バハムート降臨からは《氷獄の呼び声》《バハムート》が採用されており、以前よりもさらに盤面を制圧しながら勝ち切ることができるデッキに仕上がりました。

 

デッキ2 ネフティスネクロ

 

バハムート降臨で登場した新カード《ネフティス》を中心に構築されたデッキです。《ネフティス》を効果的に使用するためにラストワードを持つフォロワーがデッキに多数採用されています。またラストワードを持つフォロワーを有効活用するために、《ウルズ》《ネクロアサシン》といった能動的に自身のフォロワーを破壊しながら効果を及ぼすカードも多く採用され、《ネフティス》に頼りきる構成でないことも特徴です。《デュエリスト・モルディカイ》が活躍しやすい環境であることも追い風で、持久戦にもつれこめばデッキの持ち味を最大限に発揮することが望めます。

 

マトモ選手へのインタビュー

Shadowverseを始めたきっかけを教えてください。

スマートフォンで気軽に遊べるゲームだったので、通勤中の暇潰しにいいと思ったからです。Twitterの評判や、友人から勧められたのもあります。

 

今大会で使用したデッキの選択理由を教えてください。

コントロールヴァンパイアは、超越ウィッチには不利なデッキですが、現在アグロヴァンパイアの増加傾向から超越ウィッチが減っていることから、当たらないのではと考え使いました。構築は、コントロール同型、アグロ系を意識した構築にしました。もう一つのデッキは上記のような考えをするプレイヤーが多いと思ったので、コントロール系のデッキに強い、《デュエリスト・モルディカイ》を無理なく採用できるネフティスネクロを選択しました。

ラストワード 《デュエリスト・モルディカイ》1体を出す。

 

それぞれのデッキのキーカードとプレイのポイントを教えてください。

コントロールヴァンパイアは《バハムート》3枚、《オーディン》3枚、《氷獄の呼び声》2枚でコントロール系のデッキに寄せました。無駄な除去は撃たないように、1枚1枚大切にプレイしました。ネフティスネクロはBO3という形式からセラフビショップが増え、その影響から《オーディン》の採用も増えると思ったので《スパルトイサージェント》ではなく《デュエリスト・モルディカイ》をはじめとしたラストワードを持つフォロワーを守ることのできる《怪犬の墓守》を採用しました。盤面を取る構築を意識し、自分の体力を削られないように《リッチ》を出すことのできるフォロワーを6枚、除去のカードも多めにいれ、《ネフティス》から出るカードが弱くなりすぎないように《デュエリスト・モルディカイ》を3枚採用しています。また、リノエルフに対しては常に守護を構えるなどをして体力を削られないことを意識しました。

 

ファンファーレ それぞれコストの異なるフォロワー(ネフティスを除く)をランダムに1枚ずつ
自分のデッキから場が上限枚数になるまで出す。この能力で出たフォロワーすべてを破壊する。

 

大会で印象に残っている場面を教えてください。

準決勝0-1で迎えた2本目、《詠唱:白翼への祈り》《詠唱:獣姫の呼び声》《気高き教理》《詠唱:白翼への祈り》《詠唱:神鳥の呼び笛》という理想の動きをされて負けを確信して「俺のJCG終わりだー!」と叫びながらプレイしていました。ここから勝利できるのがコントロールヴァンパイアの魅力だと思います。

 

大会での反省点を教えてください。

構築面では、ネフティスネクロは練りきれていないまま持ち込んでしまったため、《スパルトイサージェント》《スパルトイソルジャー》を採用していればと感じる場面が多かったです。なので、《闇の従者》《怪犬の墓守》を抜いて、《スパルトイサージェント》《スパルトイソルジャー》に変えると思います。プレイング面では決勝でほぼ勝ちの場面ではあったのですが、《ネフティス》《デュエリスト・モルディカイ》が両方手札にある時に、興奮して《ネフティス》をプレイしたところです。(笑)結果《デュエリスト・モルディカイ》が出たので強かったのですが、《デュエリスト・モルディカイ》をそのままプレイするだけで十分だったので、安全なプレイを心がけようと思いました。

 

大会に向けてどのような調整を行いましたか?また、1日のプレイ時間はどのくらいでしょうか?

Skypeで2つのグループで調整してます。JCG優勝経験のある、りゅーくんとやもしぃさんと一緒に調整したり、普段から仲良くしているEBT親衛隊というグループで調整しています。平日は2時間、休日は6時間ほどプレイしています。

 

新カードが登場しましたが、今の環境はどうでしょうか?他に使いたいデッキはありますか?

冥府エルフや超越ウィッチが衰退という程ではありませんが少し減った為、コントロール系のデッキを選択する意味が生まれ、環境が多様化していると感じました。とても楽しい環境だと思います。バハムート降臨の環境スタートで優勝できてとても嬉しく思います。今後はファミ通CUPに向け、増加傾向にあるコントロール系のデッキに対して強い超越ウィッチやセラフビショップ、また、ドロシーウィッチの練習をしていきたいと思います。

 

給料全てをこのゲームにつぎ込んでいるという噂を聞きましたが…?

シルバー以下のカードはプレミアムにすることを目標としています。あわよくばゴールドも…なんて。(笑)構築済みデッキは全部3つずつ買いましたし、光ってるものが大好きなんです! このJCG優勝でちょうど100万エーテルに到達します!なにか運命的だと思いました。(笑)コストがめちゃくちゃ高くてもいいのでプレミアムカード生成の実装を望む日々です。

 

今後の目標を教えてください。

今後の目標は賞金制の大会で入賞→課金→全部プレミアムカードにしたいです!まずイラストが大好きな《次元の魔女・ドロシー》をプレミアムにしたいです!

 

最後に 

元々はゲームをほとんどプレイしていなかったというマトモ選手、すっかりShadowverseにはまっている様子が伺えます。総額は一体いくら入れたのでしょうか…。プレミアムカードは好きな方も多いと思いますが、ここまで追い求めることができる方は珍しいのではないでしょうか?ぜひ全種類コンプリートを達成していただきたいですね。

 

マトモ 選手、ありがとうございました!