Open vol.40 B 優勝者 nicothine選手 デッキ解説&インタビュー

2017.01.09

12月18日に行われたJCG Open vol.40 B。
本大会で見事勝利したのはnicothine選手でした。おめでとうございます!
nicothine選手が使用した2つのデッキは「コントロールロイヤル」と「コンボエルフ」でした。

 

デッキ1 コントロールロイヤル

 

安定感があるため、ゲームリリース当初から形を変えながらも初心者から上級者まで愛用されている人気のデッキです。《フローラルフェンサー》《海底都市王・乙姫》によって多くのフォロワーを並べた後の《セージコマンダー》によるフォロワーの強化が強力です。また、流行りのミッドレンジ型のロイヤルと違い、《ダークエンジェル・オリヴィエ》の採用により、息切れのする終盤にも強く立ち回ることが可能です。

 

デッキ2 コンボエルフ

 

《フェアリー》を場に多く展開してから《エルフナイト・シンシア》《ブレスフェアリーダンサー》による攻撃力アップで大ダメージを狙っていきます。プレイ感は、選択肢の増えたロイヤルと言えるかもしれません。《エルフの少女・リザ》を使うことで苦手な《エンジェルバレッジ》《ウィンドブラスト》などのダメージを無効にすることができるようになっています。

 

カードゲーム歴など

カードゲームは子供の頃遊戯王を少しプレイしていた程度でほとんどありません。Shadowverseはリリース直後に身内がプレイしていたのにつられて始めました。

 

nicothine選手へのインタビュー

今大会で使用したデッキの選択理由を教えてください。

今回は、ミッドレンジロイヤルが多いと想定したので、それに対して有利なコントロールロイヤルを選びました。次に多そうなのは超越ウィッチだと思ったので《エルフの少女・リザ》をなるべく多く盤面に出せるようなデッキを使いたいと思い、コンボエルフを選びました。

 

ファンファーレ 相手のターン終了まで、自分のフォロワーへの
「フォロワー、スペル、アミュレットの能力によるダメージ」は0になる。

 

それぞれのデッキのキーカードを教えてください。

ロイヤルは全体除去として《エンジェルバレッジ》などが採用されていることが多いのですが、《海底都市王・乙姫》《死の祝福》を意識した際に、《アレキサンダー》の方が良いと思い、その枠を入れ替えました。エルフは、超越ウィッチを意識していたので、超越ウィッチの《ウィンドブラスト》などによる除去に耐性を持つ、《エルフの少女・リザ》がキーカードです。

 

突進 
このフォロワーは、相手のリーダーを攻撃できないが、相手のフォロワーを1ターンに14回攻撃できる。

 

大会で印象に残っている場面を教えてください。

決勝で私がエルフを使用してロイヤルを相手にしたときの試合です。こちらが先攻で9ターン目の時に相手のライフが11点こちらが9点でした。相手の盤面は《フローラルフェンサー》《海底都市王・乙姫》《乙姫お守り隊》2体、《セージコマンダー》という場でこちらの場には《フェアリー》が2体。手札に持っているのは《リノセウス》2枚だけでした。そこで、次のドロー。《自然の導き》を引きました。相手にターンを回してしまったら負けだと思ったのでどうにかこのターンに勝利しようと思いました。そこで、《ブレスフェアリーダンサー》《エルフナイト・シンシア》などの攻撃力を上げるカードかもう1枚の《自然の導き》を引くことができるように場に元々いるフォロワーで攻撃はせず、《リノセウス》を出してその《リノセウス》に対して《自然の導き》を打ちました。その結果、見事3枚目の《リノセウス》を引くことができ、そのまま《リノセウス》を3体並べ勝利したことが非常に印象に残っています。

 

疾走 

ファンファーレ ターン終了まで、「このターン中に(このカードを含めず)カードをプレイした枚数」と同じだけ+1/+0する。

 

大会での反省点を教えてください。

今回はビショップは少ないだろうと思いビショップをあまり意識していなかったので苦戦することが多かったです。もし、これを予想していたなら、今回使用したコンボエルフの部分を、より疾走ビショップに勝ちやすい冥府エルフに変えて使用していたと思います。構築は理想通りの動きが大体できていたので満足です。

 

大会に向けてどのような調整を行いましたか?また、1日のプレイ時間はどのくらいですか?

身内とルームマッチを行い、その結果を踏まえてデッキの細かい調整を行いました。1日のプレイ時間は、30分から1時間程度です。

 

バハムート降臨で注目しているカードは何ですか?

エルフが好きなので、《古き森の白狼》を使ってみたいです。

突進
ラストワード 次の自分のターン開始時、コスト最大のエルフ・カードをランダムに1枚
自分のデッキから手札に加え、そのコストを0にする

 

最後に 

ミッドレンジロイヤルが多い中でのコントロールロイヤルを使用しての優勝。リーダーの組み合わせは同じですが、久々に違うタイプのデッキを目にすることができたのではないでしょうか?序盤から中盤、そして《ダークエンジェル・オリヴィエ》を使用しての終盤。と隙のないデッキです。この環境も残りあと少しとなりましたが、冥府エルフ、ミッドレンジロイヤル、超越ウィッチに飽きてしまった方はぜひこのデッキを使ってみると面白いと思います!

 

nicothine選手、ありがとうございました!