Open vol.39 B 優勝者 ひびひびお守り隊選手 デッキ解説&インタビュー

2017.01.08

12月17日に行われたJCG Open vol.39 B。
本大会で見事勝利したのはひびひびお守り隊選手でした。おめでとうございます!
ひびひびお守り隊選手が使用した2つのデッキは「ミッドレンジロイヤル」と「冥府エルフ」でした。

 

デッキ1 ミッドレンジロイヤル

 

持ち前の展開力を活かし、序盤から中盤にかけて相手を圧倒するデッキ。安定感があるため、ゲームリリース当初から形を変えながらも初心者から上級者まで愛用されている人気のデッキです。《フローラルフェンサー》《海底都市王・乙姫》によって多くのフォロワーを並べた後の《セージコマンダー》によるフォロワーの強化が強力です。

 

デッキ2 冥府エルフ

 

《冥府への道》の発動による勝利を目指すデッキ。《冥府への道》の発動での勝利だけではなく、《リノセウス》を利用して早期に相手の体力を削りきるという勝ち筋も存在し、対戦相手のデッキに合わせて戦い方を変えることのできる柔軟性の高いデッキです。《冥府への道》の発動までの時間を稼ぐために相手の盤面を処理する《森の意志》や自分の体力を回復することのできる《フェアリービースト》が多く採用されています。

 

カードゲーム歴など

遊戯王を子どもの頃に少しプレイしていた程度です。実績は特にありません。Shadowverseはリリースから1ヶ月後に知り、始めました。できることなら初期からプレイしていたかったです。

 

ひびひびお守り隊選手へのインタビュー

今大会で使用したデッキの選択理由を教えてください。

ミッドレンジロイヤルは最も好きなデッキなので選択しました。冥府エルフは最近ランクマッチで練習していたので、これを採用しました。冥府エルフの選択理由に関しては特にこだわりはなく、最近練習していたのが仮に超越ウィッチだったら超越ウィッチを選択していたと思います。

 

それぞれのデッキのキーカードやプレイのポイントを教えてください。

構築に関しては2つとも借り物なので、私から語れることはありません。どちらも起源はよくわかりませんが、強いと言われているものを使用しました。
プレイに関してですが、ロイヤルは、進化権を使用してのフォロワーの処理の仕方に気を付けていました。相手の盤面で1番ステータスの高いフォロワーを進化で処理することが間違いであることも多々あるなど、ロイヤルは単純に見えてすごく使用するのが難しいデッキだと考えています。エルフに関しては、フェアリーを使いすぎないことを注意しました。また、《新たなる運命》《森の意志》《フェアリービースト》などの手札の枚数に左右されるカードやカードを引く効果を持つ《翅の輝き》などがデッキに残り何枚入っているかなどを考えてプレイしていました。基本的なことではありますが、大事なことだと思っています。

 

大会で印象に残っている場面を教えてください。

決勝の3戦目が1番印象に残っています。こちらが冥府エルフを使用していて対ネクロマンサーの試合で、《リノセウス》を使って相手の体力を0にする場面だったのですが、これを間違えたら負けだと思うとすごく緊張してしまい、計算が遅くなったのがすごく鮮明に焼き付いています。相手にターンが回って確実に負けるという状況ではありませんでしたが、《リノセウス》以外に勝ち筋がなかったので、計算を間違えて《リノセウス》を無駄に消費していたら負けに直結していたと思います。

疾走 
ファンファーレ ターン終了まで、このターン中にカードをプレイした枚数と同じだけ+1/+0する。

 

大会に向けてどのような調整を行いましたか?また1日のプレイ時間はどの程度でしたか?

ミッドレンジロイヤルに関してはルームマッチで特定のリーダーを相手に頼んで使用してもらい、練習していました。冥府エルフに関しては、ひたすらランクマッチに潜って初手の交換や、相手の体力を削りに行くプランの切り替えについて練習していました。1日のプレイ時間はその日によってまちまちです。

 

新弾のバハムート降臨で注目しているカードを教えてください。

最も注目しているのは《レヴィオンセイバー・アルベール》です。今までロイヤルの5コストのカードで強いのは、《ロイヤルセイバー・オーレリア》だけだと思っていました。このカードの登場でより攻撃的に動くことが可能になりました。今までのミッドレンジロイヤルでは超越ウィッチに対して5:5程度の微妙な関係だと思っていましたが、このカードが出ることにより、有利になったと思います。

疾走

ファンファーレ エンハンス 9; 「このフォロワーは、1ターンに2回攻撃できる」を持つ。
ターン終了まで、このフォロワーへのダメージは0になる。


《血餓の女帝》も強いと思っています。このカードの登場で既存のアグロヴァンパイアの強さを持った、ミッドレンジヴァンパイアが生まれると思っています。書いてあることがシンプルに強いです。

ファンファーレ 相手のフォロワーすべてに2ダメージ。
相手のフォロワーが破壊されるたび、相手のリーダーに1ダメージ。


あとは《次元の魔女・ドロシー》でしょうか。このカードの登場で、超越ウィッチとは真逆のタイプのウィッチのデッキが登場してくると思います。このカードは未知数な部分が多いですが「環境を変えるかもしれない」という意味では1番危険なカードだと思っています。

 

最後に 

新カードの情報が出てくる中でエンハンス?なにそれ?となった方もいらっしゃるのではないでしょうか?
エンハンス:カードのプレイ時、自分の残りPPがエンハンスの後に書いてある数字以上なら、コストを支払う代わりに数字ぶんのPPが減り、能力が発動する。
これにより、戦略の幅がより広がりますね。

今回、強い人のデッキをそのままコピーとのことでしたが、もう環境も終盤。強い構築が固まってきているのは仕方のないことです。それよりも強い構築を素直に強いと認め、それを使いこなすことが大事なように思えます。今回、ひびひびお守り隊選手は見事、使いこなすことができて優勝しました。2つデッキを作るのが難しい。そんな方もまずは公開されているデッキを使って大会に出てみるのもいいのではないでしょうか?みなさまの大会参加をお待ちしております!

 

ひびひびお守り隊選手、ありがとうございました!