Open vol.36 A 優勝者 やはたいも選手 デッキ解説&インタビュー
2016.12.1412月04日に行われたJCG Open vol.36 A。
本大会で見事勝利したのはやはたいも選手でした。おめでとうございます!
やはたいも選手が使用した2つのデッキは「冥府エルフ」と「ミッドレンジロイヤル」でした。
デッキ1 冥府エルフ
《クリスタリアプリンセス・ティア》を3枚採用した冥府エルフです。《クリスタリアプリンセス・ティア》が入っていることにより疾走型のデッキやテンポ型のデッキなどに対して強くなりました。選択肢が多いため使用難易度はトップクラスですが、様々なデッキへの対応力を持つ優秀なデッキです。最近では、長期戦になることが多いため《フェアリービースト》や横に展開するデッキ対策として《森の意志》を採用している型がよく見られます。
デッキ2 ミッドレンジロイヤル
初心者から上級者まで愛用される人気のデッキです。持ち前の展開力を活かし、序盤から中盤にかけて相手を圧倒します。後攻での《フローラルフェンサー》で盤面にフォロワーを広げる動きはもちろんのこと、先攻でも横に展開することができるように《勇猛たる騎士》が入っており、早い段階から打点を稼ぐために《セージコマンダー》よりもコストの軽い、《風神》も採用されています。《海底都市王・乙姫》や《アルビダの号令》といった単体で強力なカードが多いのも特徴です。
カードゲーム歴など
遊戯王を約2年、ヴァンガードを約1年やっていました。
やはたいも選手へのインタビュー
今大会で使用したデッキの選択理由を教えてください。
冥府エルフは主に使用しているデッキで使い慣れていたので選択しました。
ミッドレンジロイヤルは、冥府エルフが苦手とするウィッチを相手にすることを考えた時に、盤面の完全除去がなかなかされにくい点と疾走持ちのフォロワーやステータスを強化するカードなどで早い段階から相手の体力を削ることができる点で有利がとれると思ったので選択しました。
それぞれのデッキのキーカードやプレイのポイントを教えてください。
ミッドレンジロイヤルのキーカードは《ガブリエル》です。元々使用していたレシピから《アドバンスブレーダー》を1枚抜いて《ガブリエル》を入れました。プレイでは、常に盤面が有利か不利かを考えて自分が盤面で有利に立つことを最優先に考えてフォロワーを処理するかどうかなどのトレードを選択していました。
ファンファーレ 自分の他のフォロワー1体を+4/+3する。
冥府エルフのキーカードは《新緑の守護者》です。《エルフプリンセスメイジ》を3枚入れていたのですが、3枚入れていると後半に使えずに手札に残ってしまう場面が多く見受けられました。そのため、後半でも有効に使えることの多い《新緑の守護者》を入れました。プレイでは、普段焦って早いタイミングで《新たなる運命》を発動してしまうことが多いので落ち着いて発動のタイミングを考えるように心がけていました。
守護
ラストワード フェアリー2枚を手札に加える。
大会での反省点を教えてください。
ロイヤルを使用した試合で運に任せて祈るしかなくなってしまった場面が何回かあったのでまずデッキ構築の面からも見直していきたいと思います。また、新しいパックが12月末には登場するので、新しい環境でも勝ち切れるデッキを作り、どんな相手にも勝てるプレイができるように練習していきたいと思います。
大会で印象に残っている場面を教えてください。
CFC_DKさんとの優勝をかけた1戦です。相手のライフをあと2点減らす手段さえあれば勝利することができる場面で元々持っていた手札には2点のダメージを出す手段がなく、最後の自分のドローにかかっていました。そのときに見事《ノーヴィストルーパー》を引くことができて勝利した場面は特に印象に残っています。
疾走
優勝賞品のエーテルの使い道と今後の目標を教えてください。
新しいカードが出るまでエーテルは貯めておこうと思います。今後の目標はまずマスターランクになれるように頑張ります!
最後に
運も実力のうちとは言いますが、今回優勝できたことに満足するのではなく、よりよく勝てるようにしようという姿勢はぜひとも見習いたいです。今回2つのデッキそれぞれに最近他の人のレシピでは見ないようなカードが入っていましたが、自分なりの採用理由さえあれば、うまく使えるのだなとインタビューしていて思いました。デッキレシピに入っているカードそれぞれの採用理由が語れるようになったらより強くなれそうな気がします。
やはたいも選手、ありがとうございました!