Open vol.34 優勝者 凪流選手 デッキ解説&インタビュー
2016.12.1011月27日に行われたJCG Open vol.34。
本大会で見事勝利したのは凪流選手でした。おめでとうございます!
凪流選手が使用した2つのデッキは「疾走ビショップ」と「ミッドレンジロイヤル」でした。
デッキ1 疾走ビショップ
ダークネス・エボルヴの新カード《詠唱:獣姫の呼び声》と《天空の守護者・ガルラ》を採用した疾走デッキ。ダークネス・エボルヴ実装前よりも格段に勝利までの速度が上がっており、今では環境を代表するデッキの1つとなっています。アミュレットのカウントダウンを軸に戦うデッキであり、《気高き教理》などのカウントを早めるカードと合わせることで一気に大量展開を狙うといったテクニカルな面も存在します。最近は盤面に展開してくるロイヤルなどの使用者が増えてきているので《テミスの審判》が採用されています。
デッキ2 ミッドレンジロイヤル
ダークネス・エボルヴ実装前は大会使用率1位を誇り、初心者から上級者まで愛用される人気のデッキです。持ち前の展開力を活かし、序盤から中盤にかけて相手を圧倒します。新カードでは《アドバンスブレーダー》が人気で、このカードは場に出た時に2枚兵士のフォロワーをドローすることができます。そのため、ロイヤルの弱点でもある手札切れを防止することができるようになりました。《海底都市王・乙姫》や《ロイヤルセイバー・オーレリア》といった単体で強力なレジェンドカードが多いのも特徴です。最近では、《アルビダの号令》を採用している型も多く存在します。
カードゲーム歴など
子どもの頃にデュエルマスターズをやってました。やりこんでいるわけではないですが、アーケードゲームのコードオブジョーカーもやっています。シャドウバースでは店舗の大会に参加して優勝したことがあります。
凪流選手へのインタビュー
今大会で使用したデッキの選択理由を教えてください。
今の環境はエルフ、ロイヤル、ビショップが強いと考えました。その中でもダークネス・エボルヴ実装前から使っていて使い慣れているロイヤルと、セラフ、疾走、エイラと種類があり型が読みにくいビショップを使いました。
ビショップだとエイラの祈祷が引けなかった場合非常に弱いと感じたため疾走を選び、ロイヤルも安定感のあるミッドレンジを選びました。
それぞれのデッキのキーカードやプレイのポイントを教えてください。
エルフやヴァンパイア、御旗ロイヤルを一枚で見ることができる《エンジェルバレッジ》をどちらのデッキにも入れました。
プレイで気を付けた点は自分の体力を保つことです。特に疾走ビショップは序盤はアミュレットを置いていくのでフォロワーを出すことができず、アグロ系のデッキに早めの段階から体力を削られやすいため除去することを意識しました。
大会での反省点を教えてください。
予選での試合で対ヴァンパイアの時に《エンジェルバレッジ》を打つタイミングが早すぎてしまい危なかった試合がありました。
使い慣れたデッキを使っていたので全体的にはプレイングミスが少なかったと思います。
大会で印象に残っている場面を教えてください。
準決勝の自分がロイヤル、くろぬえさんがウィッチを使用した試合です。自分の序盤の動きが弱く、こちらからは、くろぬえさんの手札がうまく回っているように見えたのでひやひやしました。
優勝賞品のエーテルの使い道を教えてください。
個人的にはエルフが一番強いと思っていたのですが資産の関係上今まで作れなかったのでまずはエルフを作りたいと思います。残りは新パックに向けてとっておきたいです。
今後の目標を教えてください。
またJCGに参加してみたり、地方の店舗大会、機会があればRAGEなどのいろんな大会に参加してみたいです。
最後に
インタビューさせていただくと多く聞く、『使い慣れているデッキ』を使用したという言葉。まさに勝ち上がる方法を指しているように思えます。強いデッキを強く使いこなすには普段からの練習が不可欠です。BO3だからと構えるところもあるかもしれませんが、ゲーム自体は普段やっているものとなんら変わりのないものなので変わらずに挑むことができるといいのではないでしょうか?凪流選手のプレイは配信動画で見ることができるのでプレイの気を付けていたポイントを読んだ上で配信を見るとより理解が深まると思います!ぜひご覧ください。
凪流選手、ありがとうございました!