Open Vol.29 優勝者 takeshi.M選手 デッキ解説&インタビュー

2016.11.22

11月12日に行われたJCG Open vol.29。
本大会で見事勝利したのはtakeshi.M選手でした。おめでとうございます!
takeshi.M選手が使用した2つのデッキは「冥府エルフ」と「御旗ロイヤル」でした。

 

デッキ1 冥府エルフ

 

ダークネス・エボルヴの新カードである《クリスタリアプリンセス・ティア》《翅の輝き》を採用した冥府エルフです。《クリスタリアプリンセス・ティア》が入っていることにより疾走型のデッキやテンポ型のデッキなどに対して強くなり、《翅の輝き》があることで安定したドローができるようになりました。

そのため、ダークネス・エボルヴ発売前の冥府エルフと比べて安定性が向上しています。選択肢が多いため使用難易度はトップクラスですが、様々なデッキへの対応力を持つ優秀なデッキです。最近では、長期戦になることが多いため《フェアリービースト》を採用している型がよく見られます。

 

デッキ2 御旗ロイヤル

 

 

《王家の御旗》を軸に構築されたロイヤルのデッキ。《王家の御旗》は指揮官カードでもあるため、《ケンタウロスヴァンガード》《冷酷なる暗殺者》といった、指揮官カードが場にあると効果が発動するカードが使いやすくなります。ロイヤル特有の展開力にくわえ《王家の御旗》による攻撃力アップ、さらには疾走を持つフォロワーも多く採用されているため、とても攻撃的に動くことができるデッキです。

 

takeshi.M選手へのインタビュー

今大会で使用したデッキの選択理由を教えてください。


デッキは冥府エルフと御旗ロイヤルです。冥府エルフについては、どのデッキに対しても安定して戦えると考えたため、選択しました。御旗ロイヤルは、冥府エルフの苦手とする超越ウィッチや使用者が多いと見られるビショップに有利に戦えると考えて選択しました。

冥府エルフは色々試用した結果、おすしさんの冥府エルフが一番バランスが良かったのでそのまま使用させていただきました。
御旗ロイヤルに関しては青火さんの御旗ミッドレンジロイヤルを参考にさせていただきました。元の構築から《アドバンスブレーダー》1枚と《オースレスナイト》1枚を《死の舞踏》に変更して使用しました。

相手のフォロワー1体を破壊する。相手のリーダーに2ダメージ。

 

この構築は《海底都市王・乙姫》《ロイヤルセイバー・オーレリア》を入れ、現環境に多い展開の速いデッキに対しても安定して戦える構成になっています。その構成のため、御旗ロイヤルに多く採用されている《メイドリーダー》は抜いています。

プレイングに関して、御旗ロイヤルは相手と自分の場を考え、リーダーに攻撃できるチャンスを逃さずに攻めていくことを心掛けていました。次のターンに立て直せる盤面であれば、相手にフォロワーの処理は任せるようにしています。

 

大会での反省点を教えてください。

冥府エルフは最近ではあまり使用しなくなっていたため、大きなプレイングミスが何度もありました。もっとデッキに慣れ、使いこなしてから持ち込むべきだったなと思いました。御旗ロイヤルは、《海底都市王・乙姫》が思ったよりも活躍しなかったのでその枠を《アルビダの号令》の3枚目や2コストで出すことのできるフォロワーなどに変えた方がいいかなと感じました。

ファンファーレ 《乙姫お守り隊》を場が上限枚数になるまで出す。(上限は5体)

 

大会で印象に残っている場面を教えてください。

予選準決勝のDoubleCrossさんとの試合の3戦目です。疾走ビショップvs御旗ロイヤルになり、デッキに入れていた《ロイヤルセイバー・オーレリア》3枚が全て上手く機能し、相手の攻撃を凌ぎきった結果、勝利できたのが印象に残っています。

守護
ファンファーレ 「相手のフォロワーの数」と同じだけ+1/+0する。
相手のフォロワーが3体以上なら、「相手の能力で選択できない」を持つ

 

また、前回初参加した時は予選の準決勝で負けてしまっていたこともあり、予選準決勝を無事勝てたことで自信を持ってプレイできるようになりました。今大会での目標は前回を超えることだったのでその目標は達成することができました。

 

優勝賞品のエーテルの使い道を教えてください。

現環境に必要なカードは大体持っていますので、今すぐに使う予定はないです。また新弾が追加されたときに色々デッキを試すことになると思うので、その時になったら使わせていただこうと思います。

 

今後の目標を教えてください。

今回使用したデッキについてですが、冥府エルフはそのまま他の方のデッキを持ち込み、御旗ロイヤルに関しても他の方のデッキを参考にしています。そのため次にJCGの大会に参加するときには、自分の考えた構築を持ち込めればいいなと思っています。

 

最後に

takeshi.M選手がインタビューで答えていたように、1つ使うデッキを決めて、そのデッキの苦手とするデッキに対して有利をとれるデッキを2つ目のデッキとする考え方は大会戦略においてとても重要だと思います。大会に出る際には自分の得意なデッキ、不得意なデッキを考えるのはもちろんのこと、BO3ならではのデッキ選択の仕方を考えると勝ち上がる可能性も高くなるのではないでしょうか?
 

takeshi.M選手、ありがとうございました!