Open Vol.7 優勝者Charo選手 デッキ公開

2016.08.30

8月最後の週となった、8月27日開催のvol.7。今大会の優勝者はcharo選手に決まりました!

charo選手が使用した2つのデッキは、序盤から中盤まで圧倒的な強さを持つ「ロイヤル」と、PPの高いフォロワーを次々と展開して相手を圧倒する「ドラゴン」でした。

デッキ1 ミッドレンジロイヤル

デッキ内容は、序盤から中盤まで圧倒的な強さをもつミッドレンジロイヤル。charo選手のミッドレンジロイヤルは、これまでの優勝者のミッドレンジロイヤルと比べてより後半に強いデッキ内容になっています。

charo選手のミッドレンジロイヤルでは《ルシフェル》が2枚採用されています。Vol.6優勝者のHORORUGO選手も《ルシフェル》を1枚採用していました。《ルシフェル》は通常時で自分のターン終了時に自分のリーダーを4回復し、進化時では自分のターン終了時に相手のリーダーに4ダメージ与えることができる、攻守ともに活躍してくれる非常に優秀なフォロワーです。

 

そして、最近ロイヤルデッキに採用されるようになった《ツバキ》も2枚採用しています。《ルシフェル》《ツバキ》の採用を見ると、バトルの後半を意識していると言えるでしょう。

 

ファンファーレ 攻撃力5以上の相手のフォロワー1体を破壊するツバキと
自分のターン終了時、自分のリーダーを4回復するルシフェル。

 

《クイックブレーダー》《わがままプリンセス》はセットで採用されることが多いのですが、《わがままプリンセス》を採用せずに、《クイックブレーダー》のみの採用をしているのはcharo選手らしい調整と言えます。《クイックブレーダー》はPP1の疾走フォロワーなので、《ホワイトジェネラル》《セージコマンダー》と合わせやすく、非常に使いやすいフォロワーです。

デッキ2 疾走ドラゴン

デッキ内容は、PPの高いフォロワーを次々と展開して相手を圧倒する「疾走ドラゴン」。charo選手のドラゴンは、Vol.3優勝者の絢瀬絵里選手のサタンドラゴンとは違い、疾走フォロワーの採用が多くみられます。

charo選手のドラゴンでは、《ダークドラグーン・フォルテ》《ウルズ》が3枚ずつ採用されています。疾走ドラゴンでは、PP6で疾走持ちの《ダークドラグーン・フォルテ》と、フォロワー1体を破壊して、それと同名のフォロワーを場に出すというとてもユニークな効果を持つPP4の《ウルズ》を合わせた強力なコンボがあります。

疾走持ちで覚醒状態なら攻撃されないダークドラグーン・フォルテと
ファンファーレで自分か相手のフォロワー1体を破壊して、
それと同名のフォロワーを場に出すウルズ。

 

charo選手はどちらも3枚ずつの採用しています。《ダークドラグーン・フォルテ》を場に出し、相手リーダーに攻撃した後、《ウルズ》の効果を《ダークドラグーン・フォルテ》に使用すると、もう一度相手リーダーに攻撃することができます。1ターンに10点、進化込みで12点も相手リーダーにダメージを与えることができる非常に強力なコンボです。《騎竜兵》を使えば必要PPを減らすことも可能です。

そして《竜の伝令》が3枚採用されています。《竜の伝令》はコスト5以上のカードをランダムに1枚、自分のデッキから手札に加えて、そのコストを-1するスペルです。charo選手のデッキでは、PP5以上のカードはどれも強力なものばかりなので、強力なドロースペルになります。

疾走ドラゴンではありますが《ファフニール》《サタン》といった大型フォロワーも入っていますので、サタンドラゴンと疾走ドラゴンのハイブリッド型であるとも言えます。

まとめ

大会初期のロイヤルと最近のロイヤルデッキを見ると、《ツバキ》が多くみられるようになり、コントロール系のデッキへの意識が顕著にみられるようになってきました。速攻のイメージが強かったロイヤルですが、後半にも強いロイヤルが流行っているように感じます。JCG大会優勝者のデッキ遷移を、今後も追いかけていきたいと思います!