Open vol.41 A 優勝者 ゆう選手 デッキ解説&インタビュー

2017.01.10

12月24日に行われたJCG Open vol.41 A。
本大会で見事勝利したのはゆう選手でした。おめでとうございます!
ゆう選手が使用した2つのデッキは「超越ウィッチ」と「冥府エルフ」でした。

 

デッキ1 超越ウィッチ

 

切り札である《次元の超越》で勝負を決めることを目指すデッキです。《ベビーウィッチ・エミル》を採用することで序盤の盤面処理や中盤の手札調整、終盤のダメージ調整が容易にできるようになっています。《ウィンドブラスト》《炎の握撃》などを多数採用しており、相手のフォロワーを除去する手段が豊富です。そのため、《次元の超越》の発動までのターンを稼ぐことが容易になっています。

 

デッキ2 冥府エルフ

 

《冥府への道》の発動による勝利を目指すデッキ。《冥府への道》の発動による勝利だけではなく、《リノセウス》を利用して早期に相手の体力を削りきるという勝ち筋も存在し、対戦相手のデッキに合わせて戦い方を変えることのできる柔軟性の高いデッキです。《冥府への道》の発動までの時間を稼ぐために相手の盤面を処理する《森の意志》や自分の体力を回復することのできる《フェアリービースト》が多く採用されています。

 

カードゲーム歴など

遊戯王をプレイしていました。Shadowverseは8月頃に友人から紹介され、絵が好みだったので始めました。

 

ゆう選手へのインタビュー

今大会で使用したデッキの選択理由を教えてください。

最近ウィッチを使い始めました。ランクマッチでの勝率がよかったため、大会で使うことにしました。エルフはウィッチに対して特に勝率がよく、他のデッキにも比較的安定して勝てると感じたため、選択しました。

 

それぞれのデッキのキーカードや工夫した点を教えてください。

《炎の握撃》はウィッチミラーや複数展開に弱いので《炎の握撃》だけではなく、《ファイヤーチェイン》も採用しました。《ファイヤーチェイン》はフォロワーの処理に優れており、《次元の超越》で勝負を決めに行く際にも補助として使う目的があります。それぞれ1枚だけ採用した理由は手札で使わずに複数枚抱えてしまい行動できなくなることを防ぐためです。

ランダムな相手のフォロワー1体に1ダメージ。これを1回 行う。
スペルブースト +1回

ウィッチミラーのプレイングではできる限り場にフォロワーを残さないように意識しました。また、《フレイムデストロイヤー》を不用意に出すことをせずに相手ができる最大限の動きを警戒し確実に押し切れると確信をしている盤面で使うようにしました。《ベビーウィッチ・エミル》は複数枚採用するとミラーなどで弱いと考えたため、1枚の採用となっています。

スペルブースト コスト-1

冥府エルフは、超越ウィッチを意識して《エルフの少女・リザ》を採用しました。序盤はテンポエルフのような展開を意識し、《冥府への道》を使わずに勝てるように考えてプレイしていました。

 

大会で印象に残っている場面を教えてください。

準決勝でプレイングミスをした次のターンのドローで《リノセウス》を引いた場面です。正直負けたと思いましたが《リノセウス》を引いたことで勝つことができました!また、決勝戦の3戦目で《次元の超越》を引くことができなかったので《フレイムデストロイヤー》での確実な勝ち筋を作ることに重点を置きプレイしていました。負けたと思う瞬間もありましたがなんとか勝つことができました!

 

大会での反省点を教えてください。

反省点は自分でもわかるミスが多かった点です。特に準決勝の試合では、《エンシェントエルフ》を使用し、《リノセウス》で2ターンに分けて相手の体力を削っていくべきだったと思います。構築には満足していますが、プレイングがまだ未熟なので、これからもプレイングを中心に磨いていこうと思います。

 

大会に向けてどのような調整を行いましたか?

特別に調整の時間を設けることはできなかったので、普段のランクマッチを調整の代わりとしていました。

 

新カードが登場しますが、注目のカードを教えてください。

《レヴィオンセイバー・アルベール》です。疾走を持っていてエンハンス効果もあるので注目しています。

 

疾走 

ファンファーレ エンハンス 9; 「このフォロワーは、1ターンに2回攻撃できる」を持つ。
ターン終了まで、このフォロワーへのダメージは0になる。

 今後の目標を教えてください。

もっと安定して勝てるようにすることが目標です。あと、ゲームとは関係ないのですが、勉強も頑張りたいです。

 

最後に 

現在、有名な方のデッキが流行っている状況ですが、その中でも除去カードを散らすなど自分なりの構築での優勝でした。1枚刺しのカードも必ず理由があります。誰かのデッキを真似して使用する場合でもその採用理由などを自分なりの理論で理由付けすることができれば、強くデッキを使いこなすことができるのではないでしょうか?
JCG5日間連続大会初日でした。クリスマスイヴにも関わらず多くの方が参加していただけたようで、実際に近くで集まらずにゲームができることは、オンラインゲームならではの利点だなと思います。

 

 ゆう選手、ありがとうございました!

配信へのリンクはこちら
ニコニコ生放送
http://live.nicovideo.jp/watch/lv285263509
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